知ってることしか聞こえない。

コンプリヘンションという言葉をご存知でしょうか。知ってる、という人は、辞書を適当に開いて聞いたこともない難しい言葉を探してください。さて、ご存知ないと仮定しまして、これを100回くらい繰り返して聞いたら分かるでしょうか。たとえば、「英語は聞き流すだけ」という勉強法がありますが、そりゃ楽でいい、と思ってずーっとラジオをつけっぱなしにしているとコンプリヘンションもそのうちには100回くらい聞こえると思いますが、それで分かるようになるでしょうか。

まあ、何となく分かってくる人もいるでしょうが、そもそもその言葉が聞き取れない、というのが普通ではないかと思います。ここにも先ほどの手掛かりの法則が出てくるわけですが、大人の耳には普通は「知ってることしか聞こえない」という性質ができてしまっているのです。私は毎晩寝る前にルパ・ゴスワミの詩をサンスクリットと英語で交互に朗読したCDを聞いていますが、サンスクリットを全然知らないので、何百回も聞いていますがまったく理解できませんし、暗誦もできません。もちろん耳は慣れてきて、心地良い音の流れを楽しんでいるわけですが、子供の頃と違って「分からないまま自然に丸暗記」とはいかないのです。

でも、それじゃやっぱり絶望的だ、英語への未練は捨てよう、と思う必要はありません。悪条件を逆手にとれば有利にもなります。子供の頃と違って、大人は知識も経験も豊富です。ずる賢くなったと言ってもいいかもしれませんが、正攻法でないやり方のほうがうまくいく場合もあるのです。子供には無い手持ちの財産を活用しましょう。つまり、すでに知っていることを勉強しなおしてみるのです。

自分がしっかり理解していて発音できる言葉であれば、流れの中でも聞き取れます。自分は何を知っているでしょうか。。。ちょっと身の回りを見渡してみてください。英語で知ってるものが案外たくさんありませんか。祭壇をお持ちの方であれば、ロウソクがあるかもしれません。あれは「キャンドル」と言いますね。それから、お水を入れてる「グラス」「カップ」も英語です。チリーンと鳴らす「ベル」を持っている人もいるでしょう。

それから、マントラを唱える「ビーズ」、ビーズが入っている「バッグ」、プラブパーダの「ブック」、、、

何を初歩的な、と思われるかもしれません。でも、一度時間をとってこういうのをできるだけたくさん探してみてください。英語というのは結局コミュニケーションのためのツールです。外国の献身者の人たちと話すときには、こういう基本的な単語を結局は使うことになります。あとはそこから幅を広げていきましょう。
by ammolitering4 | 2008-02-21 15:06 | 英語の勉強法


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