簡単な宇宙旅行 24

私たちは、神がこの物質世界をお作りになった、と言います。このことは、創造の前に神が存在していたということを意味します。「創造」という言葉自体、宇宙が創造される前に主が存在しておられたということを指し示しているのです。したがって、神は創造の下にはありません。もし神が創造の下にあるなら、どうして創造することができたでしょう。もしそうなら、神はこの物質創造の一つに過ぎなかったということになります。しかし、神は創造の下にはありません。主は創造者であり、したがって永遠なのです。

霊的な天空というものが存在し、そこには無数の霊的な天体があって、無数の霊的な生命体が住んでいますが、その霊的な世界に住むにふさわしくない者はこの物質世界に送られます。自ら進んで私たちはこの物質の体を受け入れたのですが、本当は私たちは霊魂なので、そういうものを受け入れるべきではなかったのです。いつどうやってそうするに至ったのかは、その歴史を辿ることができません。物質的に制約された魂がいつ最初に物質の体を受け入れたのか、誰にも分かりません。生命体には、840万の種類があります。水中には90万種、植物が200万種。不幸にして、ヴェーダのこの知識はどの大学でも教えられません。しかしこれは事実なのです。植物学者や人類学者は、ヴェーダが教える結論を検証すべきです。有機的な物体の進化に関するダーウィンの論理は、学習研究機関においてもちろん大変広く受け入れられています。しかし、バーガヴァタ・プラーナやその他の科学的に重要で正統なる聖典は、生命体が次から次へと異なる形の体を得て進化する様子を描写しています。それは新しい考えではありませんが、ヴェーダ文献にはこの物質世界での生命の在り方について膨大な情報があるにも関わらず、教育者たちはダーウィンの説ばかりに重要性をおいているのです。

私たちは、物質宇宙の数ある宇宙の中のすべての生命体のうち、ほんのわずかな部分を占めているに過ぎません。物質世界にいて物質の体に入っている者は、苦しい在り方を運命付けられています。たとえば、刑務所に入っている者は政府によって苦しみを運命付けられていますがその数は全人口のほんの一部です。人口の全部が刑務所に行くわけではありません。決まりを守らない一部の者が刑務所に閉じ込められるのです。同様に、この物質世界の中で制約されている魂は、神の創造の中のすべての生命体の一部に過ぎません。彼らは神に背いたので、すなわちクリシュナの命令に従わなかったので、この物質世界に入れられました。常識的で探求的な者は、「なぜこの制約された人生を送らされる破目になったのだろう。私は苦しみたくない。」という命題を理解するように努めるべきです。

苦しみには3種類あり、その一つは体と心に関するものです。ハワイの私の家の前で、ある男が屠殺場に持ち込むために動物と鳥を飼っていました。私は生徒たちにこの例を挙げました。そこに立っている動物たちに「おお、お前たち、なぜここに突っ立っているのだ、去りなさい、屠殺場に連れて行かれるぞ」と言っても、彼らは去ることができません。知性がないからです。

知識なく、治療法もなく苦しむのは動物の人生です。自分が苦しんでいることが理解できず、自分は人生で大変うまくやっていると思っている者は、人間ではなく動物の意識を持っているのです。人間はこの惑星の幾重もの(原文ではthreefold,三重の)苦しみに気づいているべきです。生に苦しみ、老に苦しみ、病に苦しみ、死に苦しんでいることを知るべきです。そして、どうしたら苦しみを避けることができるだろうかと考えてみるべきなのです。それが本当に研究というものです。

私たちは生の始まりの時から苦しんできまshた。胎児の頃は9ヶ月もの間母親の腹部の密閉された袋の中に窮屈に閉じ込められています。動くことさえできず、虫に噛まれても抗議することもできません。体外に出てからも苦しみは続きます。母親がよく子供の面倒を見るのは疑いようもありませんが、それでも子供は泣きます。苦しんでいるからです。虫に刺されたり、お腹が痛くなったりします。子供は泣いていますが、母親はどうやってなだめたらいいのかわかりません。人の苦しみは母の子宮の中で始まります。そして、生まれて後、成長するにつれて苦しみは増します。学校に行きたくないのに強制されます。勉強したくないのに先生が宿題を出します。人生を分析すると、それが苦しみだらけであることに気づくのです。それなら、なぜ私たちはここに来るのでしょう。制約された魂は、あまり賢くありません。私たちは「なぜ苦しんでいるのか」と考えてみるべきです。もし治療法があるのなら、それを利用せねばなりません。
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by ammolitering4 | 2008-01-27 11:08 | 「簡単な惑星旅行」


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