人工衛星が空に打ち上げられると、子供はその背後に科学的な頭脳があることを理解できないかもしれませんが、知性ある大人は地上の科学的な頭脳が人工衛星を制御していることを認識しています。同様に、知性の低い人々は創造者および私たちの視覚的な認知の範囲をはるかに超えた霊的な宇宙にある創造者の永遠の御住まいについて、何の情報も持っていません。しかし、霊的な宇宙は実際にあり。物質的な宇宙のそれよりも大きくて数も多い霊的な天体も実際にあるのです。私たちはバガヴァッド・ギーターから物質宇宙は創造全体の一部(4分の1)に過ぎないという情報を得ています。そのような情報はシュリマッド・バーガヴァタムや他のヴェーダ文献に詳しく述べられています。
もしも生命エネルギーが科学者の実験室の中で「ある特定の物理的および化学的な組み合わせによる反応」によって作られ得るなら、なぜ高慢な物質科学者たちはいまだに生命を作り出していないのでしょう。霊的な力は物体とは明らかに異なっていて、そのようなエネルギーはどのように物質的な操作をしても作り出せないことを彼らははっきりと知るべきです。現在のところ、ロシア人とアメリカ人は疑いもなく技術科学の様々な分野で非常に高度な発達を遂げています。しかし、彼らはいまだに霊的な科学には無知なままです。完全で前向きに進歩する人間社会を作るために、彼らは優れた知性から学ぶ必要があります。 シュリマッド・バーガヴァタムで社会主義哲学が全く完璧に描写されていることにロシア人たちは気づいていません。シュリマッド・バーガヴァタムは、あらゆる富、あらゆる天然資源(農業、鉱業その他)は、究極の創造者によって作られたものであり、したがってすべての生命体が自分の分け前を受け取る権利を持つ、と教えています。さらに、人は自分の体を維持するのに十分な富より多くを保有すべきではなく、それより多くを望んだり分け前以上を取ったりすると罰せられる、と言います。また、動物は我々の子供たちとして取り扱うべきだと述べられています。 私たちは、シュリマッド・バーガヴァタム以上に社会主義を正しく論じることのできる国家はないと信じています。また、人は創造者および生命体の本来的な性質について完全に理解して初めて人間以外の生命体を兄弟や子供たちとして取り扱うことができます。 死にたくない、という人間の望みは、霊的世界でのみ実現できます。この文章の初めで述べたように、永遠の生命への望みは休眠状態にある霊的生命のしるしなのです。人間の文明の目的は、それを焦点とすべきです。ここで述べたように、すべての人がバークティ・ヨガの過程によって自己を霊的な領域に移動させることができます。それは偉大な科学であり、インドには人生の完成を実現するための科学的な書物がたくさんあります。 バークティ・ヨガは人類の永遠の宗教です。物質的な科学が宗教の教義も含めてすべての学問分野を支配しているとき、現代の科学者たちの視点から人間の永遠の宗教の原理が語られるのを見るのは心躍ります。世界宗教会議において、S.ラダークリシュナン博士でさえも、現代の文明では科学的な視点から受け入れられなければ宗教は受け入れられないだろう、と認めています。返答として、私たちは真実を愛する人々へここに喜んで表明します。バークティ・ヨガは世界の永遠の宗教であり、至高主と永遠の関係を持つすべての生命体のためにあるものです。 シュリーパーダ・ラーマーヌジャーチャーリャは、永遠という意味のサナータナという語を「始まりも終わりもないもの」と定義しています。永遠の宗教、サナータナ・ダールマについて考えるとき、この定義はまさに真実を表しています。始まりもなく終わりもないものは、限界や境界のあるどのような宗派とも異なります。現代科学に照らすと、サナータナ・ダールマは世界のすべての人々の、いや、宇宙のすべての生命体の主要な職務であると見ることができます。サナータナでない宗教信条は、人間の下らない思いつきに端を発しているものもあるかもしれませんが、サナータナ・ダールマは生命体と永遠に共にあるもので、歴史的な始まりはないのです。 ヒンズー教徒であれ、イスラム教、キリスト教、仏教その他何であれ、人が何か特定の宗教の信者であると言うとき、そして出生の時間や状況について語るとき、そのような自己認識はサナータナ・ダールマとは言えません。ヒンズー教徒はイスラム教徒になるかもしれず、イスラム教徒がヒンズー教徒やキリスト教徒になるかもしれないからです。しかし、どのような状況でも変わらないことが一つあります。それは、いついかなるときも誰かのために何かしている、ということです。ヒンズー教徒もイスラム教徒も仏教徒もキリスト教徒も、常に変わらず誰かの従者です。特定の信仰はサナータナ・ダールマではありません。サナータナ・ダールマは生命体と常に共にあるものであり、すべての宗教を統一するものです。サナータナ・ダールマは、誰かのために何かをする、ということなのです。
by ammolitering4
| 2008-01-27 11:01
| 「簡単な惑星旅行」
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