簡単な宇宙旅行 7

物質原理が物質世界を作るのと全く同じように、反物質原子はすべての細部を備えた反物質世界を作ります。反物質世界には反物質生命体が住んでいます。そこには不活発なもの(生命力のないもの、inert)は存在しません。そこにあるものはすべて生きた原理であり、そこでの絶対人格は神ご自身です。反物質世界の住人たちは、永遠の命と永遠に失われることのない知識と永遠に尽きることのない喜びを持っています。言い換えれば、彼らは神の資質のすべてを持っているのです。

物質世界における最高位の惑星は、サティアロカ、あるいはブラーマロカと呼ばれます。この惑星には最も偉大な能力を持つ者たちが住んでいます。支配神はこの物質世界で一番最初に作られた生命体であるブラーマーです。ブラーマーは私たちと同じく数多い生命体の一人ですが、物質界で最も優れた能力を持つ人格です。神の範疇に入るほどの能力ではありませんが、神に直接支配される生命体の範疇にあります。神も生命体も、どちらも反物質世界に属しています。したがって、科学者たちは反物質世界の原則を研究することですべての人に貢献することができます。そこではどのように管理運営がなされているのか、物事がどのように形成されるか、支配的な人格はどのような人々であるか、というようなことです。ヴェーダ文献の中でも、シュリマッド・バーガヴァタムはこれらの項目を詳しく取り上げています。バガヴァッド・ギーターはシュリマッド・バーガヴァタムの予備的な研究です。これら2巻の重要な知識の書物は科学界のすべてのひとによって完全に研究されるべきだといえます。それによって科学の進歩に多くのヒントが得られ、多くの新しい発見が促されることでしょう。

超越主義者と物質主義者は二つの全く異なる階層に属します。超越主義者はヴェーダなどの正統にして権威ある聖典から知識を集めます。ヴェーダ文献は超越的な師弟継承の連鎖の中にある正統で権威ある源から受け取られたものです。この師弟継承(パラムパラー)は、バガヴァッド・ギーターにも記述があります。バガヴァッド・ギーターの中でクリシュナは次のように語りました。はるか昔、ギーターは太陽の支配神に語られ、太陽神はそれを息子マヌに伝えました。現世代の人間は、このマヌを祖先としています。マヌはこの超越知識を息子のイクシュヴァーク王に伝えました。イクシュヴァーク王は、至高の人格神シュリ・ラーマが現れた帝国の先祖です。この長い師弟継承の連鎖は、主クリシュナが降臨した5000年前には断絶していたので、クリシュナはバガヴァッド・ギーターを再び語りました。授けられたアルジュナは今世代の初めての弟子としてこれを後世に伝えました。したがって、今世代の超越主義者はアルジュナから始まる師弟継承の連鎖に連なっています。超越主義者は、物質的な研究で無駄に労力を費やすことなく物質と反物質に関する真理を全く完全な方法で(この師弟継承を通して)受け取り、エネルギーを大いに節約することができます。

他方、完全な物質主義者は至高の人格神の反物質世界を信じません。とても不運な人たちなのです。時として大いに才能があり、教育もあり、他のあらゆる面で発達していたにしても。。。彼らは物質的な顕現の影響に惑わされており、反物質の事物に関する知識を持ちません。したがって、物質主義的な科学者たちが徐々に反物質的な領域に近づきつつあるのは良い傾向なのです。もしかしたら、彼らもいずれ十分に発達してこの反物質世界の詳細を知るようになるかもしれません。そこでは至高の人格神が支配的な存在として住み、生命体は彼と共に住んで彼に仕えています。至高神に仕える生命体は性質において神と同等ですが、同時に従者として支配されています。反物質世界では支配するものとされる者の間に違いはないのです。その関係性は完璧であり、物質主義のかけらもありません。

物質世界の性質は破壊的です。バガヴァッド・ギーターによると、物質世界と反物質世界が衝突した場合に両者共に破壊されるという物理科学者たちの推量には部分的に真理が含まれます。物質世界は変化し続ける自然相の産物です。これらの相(グナ)は、善性(サットヴァ)、熱情(ラジャ)、無知(タマ)の3つです。物質世界はラジャ相によって作られ、サットヴァ相によって維持され、タマ相によって破壊されます。これらの相は物質世界にくまなく常在している(omnipresent)ので、したがって毎瞬毎時、物質世界のすべての場所で創造と維持と破壊の過程が進行しているのです。物質宇宙で最高位に位置する惑星、ブラーマロカであっても同じくこれらの自然相の影響下にあります。そこでは善性(サットヴァ)の相が支配的なので、寿命は長く、4、300、000x1,000x2x30x12x100太陽年であると言われています(solar year、太陽系の一年)。けれど、それでも自然相の影響から逃れることはできず、やはりいつか破壊される運命にあります。ブラーマロカでの寿命は地球でのそれに比べるとすばらしく長いものですが、それでも非物質世界での永遠の生命に比べると一瞬です。そのためバガヴァッド・ギーターを語る主クリシュナはご自身の住処である反物質宇宙の重要性を断固として主張なさるのです。
by ammolitering4 | 2008-01-27 09:19 | 「簡単な惑星旅行」


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