簡単な宇宙旅行 6

当然ながら、反物質原理について言及する精神的な思索家もいます。
(訳注;mental speculator(mental精神の、頭脳の)(to speculate思索する、推測する)つまり、人間の限られた頭脳であれこれと考えて真理を見つけ出そうとする人々のことです。)
彼らは主に二つのグループに分けられ、どちらもそれぞれに異なる誤った結論に達します。その一つである完全な物質主義者たちは、反物質原理を否定するか、あるいは(死という)一定の段階における物質的な組成の崩壊だけを認めます。もう一つのグループは反物質原理が24種類の物質原理に直接的に対峙するものとしてのみ受け入れます。このグループはサーンクヤイテと呼ばれ、物質原理を詳細に観察調査して分析します。その調査の最後に、彼らはついに超越的な(反物質の)非活動的な原理だけを受け入れます。しかし、こうした精神的な思索家は劣勢エネルギーの助けを得て考察するので困難が生じるのです。彼らは優位にあるものからの情報を受け入れません。反物質の本当の位置づけを理解するためには、人は優勢エネルギーの超越次元に上らなければなりません。バクティ・ヨガはまさに優勢エネルギーの活動そのものなのです。

物質世界の次元からでは、人は反物質世界の本当の位置づけを推察することができません。しかし、物質および反物質の両方のエネルギーを統率する絶対主は、見返りを期待することのない(causeless、原因のない)慈悲の心から物質界に降臨し、反物質世界に関する完全な情報を私たちに与えてくださいます。それによると、絶対主も生命体も、どちらも性質は反物質であるのです。したがって、私たちは生命体を詳細に研究することによって絶対主について知ることができます。すべての生命体はそれぞれに独自の人格です。ということは、絶対生命体もまた絶対人格でなければなりません。ヴェーダ文献では、絶対人格はクリシュナであると正しく呈示されています。絶対主を指す「クリシュナ」という名前は、最高ランクに位置する者の唯一真実に明瞭な名前です(the only truly intelligible name of the highest order)。彼は物質および反物質の両エネルギーを統治する者であり、「クリシュナ」という名前そのものが彼が絶対の統治者であることを示しています。バガヴァッド・ギーターでは、このことを主が以下のように確認しています。

「物質世界と反物質世界という二つの世界があります。物質世界は8つの物質原理からなる劣勢エネルギーでできています。反物質世界は優勢エネルギーでできています。どちらのエネルギーも至高の人格神、すなわち絶対的な超越存在から放射されているものであるため、私(主クリシュナ)がすべての創造と破壊の究極的な要因であると正しく結論付けることができます。」

主の二つのエネルギー(劣勢および優勢)が物質と反物質の両世界を顕現させるので、主は絶対完全真理と呼ばれます。主クリシュナはこれをバガヴァッド・ギーターで以下のように説明しています。

「アルジュナ、私は超越性の最高原理であるため、私より偉大なものはありません。すべての事物は、ちょうど真珠が糸に通っているように、私のエネルギーを拠り所として存在します。」

反物体と反物質世界の原理が発見されるはるか昔、この主題はバガヴァッド・ギーターのページに記されていました。ギーターの中には、同書で述べられている哲学がかつて太陽の支配神に教えられた、と書かれています。ということは、バガヴァッド・ギーターの中の原理はクルクセトラの戦いのずっと前に、少なくともおよそ1億2千万年前に至高の人格神によって詳細に述べられたということを意味します。

反物質宇宙に関する推定もバガヴァッド・ギーターの中にあります。こうしたすべての情報に照らすと、反物質世界はバガヴァッド・ギーターにサナータナ・ダーマ、すなわち永遠自然として記されている反物質空間に存在するということが疑いもなく推量できます。
by ammolitering4 | 2008-01-27 09:18 | 「簡単な惑星旅行」


<< 簡単な宇宙旅行 7 簡単な宇宙旅行 5 >>