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第26章 後半

第26章 後半

第13段落
この出来事のあとで、主チャイタンニャはご自分の場所(訳注:住まい)に戻り、バーッターチャーリャは純粋で欠陥のない献身者になりました。彼はかつては偉大な学究的な学者だったので、バーッターチャーリャはチャイタンニャ・マハープラブのいわれのない慈悲によってのみ改宗され得ました。

その日から後は、 バーッターチャーリャはどのヴェーダ文献も献身奉仕を説明することなくしては決して説明しませんでした。彼の義理の兄弟、ゴピーナーター・アーチャーリャは、バーッターチャーリャの状態を見て非常に喜んだので、彼は恍惚感の中で踊り出し、「ハレ・クリシュナ、ハレ・クリシュナ、クリシュナ、クリシュナ、ハレ、ハレ。ハレ・ラーマ、ハレ・ラーマ、ラーマ、ラーマ、ハレ、ハレ」の超越的な音を振動させ始めました。

第14段落
次の日、早朝にジャガンナーター寺院を訪れたあと、バーッターチャーリャは主チャイタンニャを訪ねていき、彼は主の前にひれ伏すことによって敬意を捧げました。それから彼は自分の過去の望ましくない振る舞いを説明し始めました。

彼が主に何か献身奉仕について話してくれるように頼んだとき、主は「ハレル・ナーマ・ハレル・ナーマ」と書かれたブリハン・ナーラディーヤ・プラーナの節を詳しく説明し始めました。この説明を聞いて、バーッターチャーリャはもっともっと恍惚的になりました。

自分の義理の兄弟の状態を見て、ゴピーナーター・アーチャーリャは言いました。「我が親愛なるバーッターチャーリャよ。かつて私は、「人が至高主の恩寵を受けるとき、彼は献身奉仕の技を理解するだろう」と言いました。今日、私はこれが満たされるのを見ています。」

第15段落
バーッターチャーリャは彼にしかるべき敬意(due respect、適切な、ふさわしい)を払い、「我が親愛なるゴピーナーター・アーチャーリャよ。私が至高主の恩寵を得たのは、あなたの恩寵を通してです」と答えました。至高主の恩寵は、純粋な献身者の恩寵によって得られます。

主チャイタンニャの恩寵は、ゴピーナーター・アーチャーリャの努力のおかげでバーッターチャーリャに授けられました。「あなたは主の偉大な献身者です」とバーッターチャーリャは続けました。「そして、私は単に自分の学究的な教育によって盲目にされていました。

まことに(Yes)、私はただあなたという代理人を通してのみ、主の慈悲を得ました。」主チャイタンニャご自身は、バーッターチャーリャが「人は献身者という代理人を通して主の慈悲を得られる」と言うのを聞いて、非常に喜びました。主は彼の言葉を喜び、彼の言明を確認してバーッターチャーリャを抱擁しました。

第16段落
主はそれからバーッターチャーリャに再びジャガンナーター寺院に行くように頼み、そしてバーッターチャーリャは主チャイタンニャの二人の主要な仲間であるジャガダーナンダとダーモダラと共に寺院に向かいました。

ジャガンナーター寺院を見たあと、バーッターチャーリャは家に帰り、寺院で買ったたくさんのプラサーダを持っていきました(訳注:持って帰りました)。彼はこのプラサーダすべてを自分のブラーマナの従者を通して主チャイタンニャに送りました。

第17段落
彼はまた、椰子の木の葉に書いた二つの節も送り(to dispatch、発送する)、ジャガダーナンダに「済まないがそれを届けて(to deliver、送り届ける)くれるように」と頼みました(訳注:~を書き、~に届けてくれるように頼みました)。

こうして主チャイタンニャは、プラサーダと椰子の葉の上の節を捧げられました。しかし、主のところに着く前に、同じく節を届ける任を受けたムクンダ・ダッタは、その節を自分の手帳(訳注:book、紙を綴じたもの)に書き写しました。

主チャイタンニャが椰子の葉の上の節を読んだとき、主(校正:he – He)はそれを細かく破りました。なぜなら、主は決して誰からも讃えられることを好まなかったからです。節は、ムクンダ・ダッタによって書き写されていたからこそ現存しています。

これらの節は、主を、一般の人々に非執着、超越的な知識および献身奉仕を教えるために主チャイタンニャとして降臨なさった至高のもともとの人格神を、讃えました。主チャイタンニャはもともとの至高の人格神として讃えられ、慈悲の海と比べられていました。

「私を主チャイタンニャに服従させてください(訳注:私は~します)」と節は述べていました。「主は、献身奉仕が欠落しているのを見て、献身奉仕を教えるためにチャイタンニャ・マハープラブの形で降臨なさいました。私たち皆が主の蓮の御足に服従し、主から献身奉仕とは本当は何なのかを学びましょう。」

これらの節は、師弟継承における主の献身者によって、最も大切な宝石と考えられています。そして、これらの有名な節のため、サールヴァボーマ・バーッターチャーリャは献身者のうちで最も高い者として知られるようになりました。

第18段落
こうして、サールヴァボーマ・バーッターチャーリャは主の最も重要な献身者の一人へと改宗されました。そして彼は主に奉仕をすることの他に何の関心も持ちませんでした。彼は主チャイタンニャのことを常に考え、瞑想することと聖名を唱えることが彼の人生の主な目的になりました。

第19段落
ある日、サールヴァボーマ・バーッターチャーリャは主の前に来て、敬意を捧げ、シュリマッド・バーガヴァタムからの一節(10.14.8)を読み始めました。この節は主(クリシュナ)への主ブラーマーの祈りに関するものでした。その節は次のようなものでした。

(サンスクリット引用)

「自分の心と体と言葉(speech)を主への奉仕に捧げる者は、過去の悪事を伴った、悲惨な人生の最中においてさえ、解放を確約されている。」バーッターチャーリャは、ムクティ(解放)という言葉をバークティ(献身奉仕)に変えました。

第20段落
「なぜあなたはもともとの節を変えたのですか?」と主はバーッターチャーリャに尋ねました。「(訳注:もともとの)言葉はムクティです。そしてあなたはそれをバークティに変えました。」するとバーッターチャーリャは、「ムクティはバークティほど貴重ではなく、そしてムクティは実際は純粋な献身者にとって一種の罰である」と答えました。

この理由により、彼はムクティという言葉をバークティに変えました。それからバーッターチャーリャは自分のバークティの認識を説明し始めました。「超越的な至高の人格神と主の超越的な形を受け入れない者は、完全真理を知ることができない」と彼は言いました。

第21段落
クリシュナの体の超越的な性質を理解しない者はクリシュナの敵になり、主を侮る(to defy、反抗する、無視する、挑む)か、主と戦います。敵たちはやがて主のブラーマンの光輝に同化します。そのようなムクティ、すなわちブラーマンの光輝への解放は、主の献身者によって決して望まれません。

5つの種類の解放が存在します。
1、主がお住まいでいらっしゃる惑星に行く
2、主と関わる(to associate with)
3、主の(それの)ような超越的な体を得る
4、主の(それの)ような富を得る
5、主の存在に同化する

献身者は、これらの解放の種類のいずれにも特に興味を持ちません。彼は単に主への超越的な愛情ある奉仕に携わることによって満足しています。献身者は特に、主の存在に同化して自分の個々の独自性(identity)を失うことに反対しています。実に、献身者は主との一体化(oneness)を地獄的であると考えます。

しかし、彼は主への奉仕に携わることを考えて、解放の他の4つの種類の一つを受け入れます。超越性に同化することの2つの可能性---つまり、非人格的なブラーマンの光輝と一つになることと、至高の人格神と一つになること---のうち、献身者にとっては後者のほうが、より忌まわしいものです。献身者は、主への超越的な愛情ある奉仕に携わることの他に何の望みも持ちません。

第22段落
これを聞いて主チャイタンニャはバーッターチャーリャに、ムクティという言葉にはもう一つの意味がある、と知らせました。ムクティ・パデは、直接的に至高の人格神を指します。至高の人格神は、ご自分への超越的な愛情ある奉仕にいそしんでいる無数の解放された魂をお持ちであり、そして主は解放の究極の頼みの綱(resort、最後の手段、行くところ)です。どの場合でも(in any case、いずれにせよ)、クリシュナは究極の避難所です。

第23段落
「この読解にも関わらず」とサールヴァボーマ・バーッターチャーリャは答えました。「私はムクティよりもバークティを好みます。あなたによれば、ムクティという言葉には二つの意味がありますが、それでも、この言葉はあいまいなので、私はムクティよりもバークティを好みます。

なぜなら、人がムクティという言葉を聞くとき、彼は直ちに至高存在と一つになることを考えるからです。したがって、私はムクティという言葉を口にすることさえ嫌いです。しかし、私はバークティについて話すことには非常に熱意があります。」

第24段落
主チャイタンニャはこれを聞いて大きな声で笑い、大いなる愛情をもってバーッターチャーリャを抱擁しました。

第25段落
こうして、マーヤーヴァーディー哲学を説明することに喜びを感じていたバーッターチャーリャは、非常に堅固な献身者になったので、彼はムクティという言葉を口にすることさえ嫌いました。これは、主シュリー・チャイタンニャのいわれなき慈悲によってのみ可能です。主はタッチストーンのようなものです。

なぜなら、ご自分の恵みによって、主は鉄を金に変えるからです。この改宗の後、誰もがバーッターチャーリャの大変な変化に注目し(to mark)、「この変化は主チャイタンニャの計り知れない力によってのみ可能になった」と結論づけました。こうして彼らは、主チャイタンニャが主クリシュナご自身に他ならないのは間違いないと考えました(took it for granted that ~)。
by ammolitering4 | 2012-02-16 16:20 | 「主チャイタンニャの教え」 | Comments(0)
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