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第2章 31段落より

ほんの少しですが、できたぶんだけ載せます。続きは年が明けてからになります。一年間のお付き合いありがとうございました。来年もまたときどきお越しください。
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第2章第31段落より

第31段落
哲学的な研究の経験的な方法によっては、人はおそらく哲学的な(empiric、形而上学的、抽象的で難解な)主題を物理的な物体から区別することができます。しかし、真理を探究する者が至高真理の人格的な特徴に至ることができない限り、実際の超越的な利益は何もなく、彼は主の無味乾燥で非人格的な知識だけを得ます。

したがって、ガンディーのような指導者たちがヴィシュヌ、あまねく存在する至高神として知られる完全真理の人格的な特徴の超越的な足場に自らを確立して、カルマ・ヨガを通じて主への超越的な奉仕のための手配をすることが必要です。このようにして彼らは一般の人々のために善を為すことができます。

第32段落
ほとんどの人々は物質的な体と心の事柄において非常に多忙です。そのような俗的な活動の最低の段階にある者たちが霊的な水準の活動を理解できるのは非常に稀です。これらの人々は一般に、惑わされています。

なぜなら、彼らの様々な罪と徳の活動は、単に食べること、眠ること、身を守ること、そして感覚を満足させることなどの振る舞いを通して、一時的な体と心の苦しみを和らげて幸せを増すことだけに向けられているからです。

物質主義的な科学者たち―――そのような物質的な行いを呼び起こす擬似伝道者たちは―――目、耳、鼻、肌、舌、そして究極的には心を含む物質的な感覚を満足させるための多くのものを発明します。そしてこのようにして科学者たちは、世界全体を不必要な衝突に導く物質的な幸せを増幅させるための、不必要な競争の場を作ります。

最終結果は、世界中での不足です。それはあまりにもひどいので、食物、住居、そして衣類という生活に必要な最低限のものでさえ争いと統制の対象になります。そしてそのため、簡素な暮らしと高い思考という、伝統的な神に与えられた暮らしへの様々な障害物が生じます。

第33段落
そのような全くの物質主義者よりも多少上に位置する者は、死後の人生をかたく信じ、そしてそのため、彼らはこの一つの人生の全く感覚的な楽しみの水準よりも多少上に上がろうとします。彼らは、徳のある行いによって次の世への何かを蓄積しようとします。

ちょうど人が将来の幸せのために幾らかのお金を貯めるようなものです。しかしこれらの人々は、上で説明したように、徳のある行いでさえ人を仕事の呪縛から自由にすることはできない、ということを理解していません。その反対に、徳のある行いも罪深い行いも、行為と反応の車輪に人を縛り付けます。

第34段落
罪深い物質主義者も徳の高い物質主義者も、どんなときでも(always)カルマ・ヨガが、成長にとって非常に好ましくない仕事の呪縛からの解放を得るための唯一の方法である、ということを理解していません。したがって卓越したカルマ・ヨギーは、一般の人々にどうやって普通の仕事における行為と反応の絡まりから抜け出すかを教えるために―――同時に自分の仕事の結果をヴィシュヌに捧げながら―――ちょうど執着した物質主義者のように振舞います。

このようにしてカルマ・ヨギー自身と世界全体が同時に利益を受けます。至高の人格神はバガヴァッド・ギーター(3.26)において、次のようにおっしゃいます。「おお、バーラタの子孫よ。超越的な知識に精通していない執着した物質主義者のように仕事をし続ける方が良いのです。このようにしてあなたは人々をカルマ・ヨガの道へ導く(to recruit、募る)ことができます。」

第35段落
ですから、超越的な知識に気づいている者と、このように実際に学識のある者は、体と心を維持するために必要なすべての活動を行いますが、彼らは至高神ヴィシュヌの超越的な感覚を満足させることを念頭においてそうします。

普通の人々はこれらの学識ある超越主義者たちを普通の労働者と見なしますが、事実は、超越主義者たちは俗的な利益のために働く人々ではありません。彼らはカルマ・ヨギー、すなわち超越的な利益を求めて働く人々です。そしてそのような超越的な仕事において、物質的な結果は他に別の努力をすることなく自動的に得られます。

第36段落
現代では、私たちは物質的な活動の非常な拡大を目撃しています。工場(mill、製造工場。紡績、製粉、製材、製紙などを指す場合が多い)、工場(factory、機械で大量生産する製造所)、病院その他の施設(institution、公共施設)が今ではあちこちにあります(on vogue、流行している)。

古代には、物質的な活動のそれほど大きな拡大はありませんでした。そのころは、生活の様式は簡素であり、しかし思考は高尚でした。ですから今では、主の超越的な感覚の満足のためにヴィシュヌへの超越的な奉仕にすべての様々な現代の施設を使うことのできるカルマ・ヨギーにとって、活動の(ための)大変良い場があります。

第37段落
したがって、「古代の賢人たちによって主張された(to maintain、維持する、という意味もある)カルマ・ヨガという同じ精神で完全至高神を崇拝する」という同じ目的のために、ヴィシュヌの寺院(訳注:祭壇や神棚など小さなものを指すのだと思いますが、適切な言葉が分かりません)をすべての前述の施設と個人の家に据えることが肝要です。

あまねく存在する至高の人格神は、ご自分を化身、完全部分、あるいは様々な部分的な部分として、ご自分の様々な超越的で永遠な形に顕現なさいますが、賢人たちはシュリー・シュリー・ラクシュミー・ナーラーヤナ、シュリー・シュリー・スィーター・ラーマ、そしてシュリー・シュリー・ラーダー・クリシュナという永遠の二人の形を崇拝することを勧めます。

したがって、大きな工場(mill, factory)、病院、大学、ホテル、そして様々なほかの施設の所有者と管理者がヴィシュヌのこれらの超越的な形のいずれかを崇拝するために寺院(訳注:上の訳注に同じ)を据えることが非常に真剣に望まれます。これはこれらの施設の中のすべての労働者たちをカルマ・ヨギーに変えます。

第38段落
大きな工場(mill, factory)の労働者たちは、多くの忌まわしい習慣に染まっているということが一般に経験されており、そしてそのため、彼らは徐々に人間が下り得る最低の水準に滑り落ちます。しかし、もしも彼らが「ヴィシュヌに捧げられた食物の残り物を食べる」という利益を慈悲深くも(graciously)与えられたなら、徐々に彼らは霊性の超越的な感覚を育み、霊的に発達した名士(personality)のそれと同じ水準に上がります。しかし、これらの人々は単にそのように自動的に認められることによって(to rubber-stamp、めくら印を押す)ハリジャン(Harijan)―――’神の人’―――の卓越した立場に上がることはできません。

(訳注:「ハリジャン」とは、インドのカースト制度で最下層に位置する不可触賎民(untouchable)を指します。ガンディーは元来の名称を嫌い、「神の人」を意味する「ハリジャン」と呼びました。ここでは、プラブパーダは「単にこれらの人々を綺麗な名前で呼ぶだけでは現実は変えられない」とおっしゃっています。)

もしも彼らがヴィシュヌへの超越的な奉仕以外の欲望によって影響されるなら、彼らの堕落した立場から彼らを引き上げるすべての努力(訳注:ここでは物質的な努力を指す)は、大きな災いと、社会的な秩序の安定と静穏(the peace and the tranquillity)の混乱(disturbance)をもたらすでしょう。

単に一時的な利益のためにそのような虐げられた労働者を無用にそそのかす指導者たちは、決して労働者たちに何らの善も為すことはできません。指導者たち自身がそのような構想の悪い活動によって利益を得ることもできません。反対に、そのような物質的な活動によって労働者と資本家の両方が避けようもなく不健全ないさかいに陥り、そして社会的な秩序の大いなる混乱をもたらします。

問題は、カルマ・ヨガの決然とした計画によってのみ解決され得ます。もしもカルマ・ヨガが計画的に行われるなら、平等を目指す社会主義者によって、同胞愛の大いなる社会的な秩序を目指すボルシェヴィキ(訳注:共産主義者、ロシア共産党の前身)、あるいは労働者が富の蓄積において資本家をしのぐ俗世の天国を目指す(英国)労働党員によってであっても、私たちはすべての断片的な努力を超越し、満たして余りあるでしょう。
by ammolitering4 | 2011-12-29 11:06 | 「至高神の教え(メッセージ)」 | Comments(2)
Commented by acha at 2012-01-03 09:49 x
明けましておめでとうございます。
ご無沙汰しておりました。お元気そうでよかったです。昨年はいろいろありましたネ。波乱万丈というのでしょうか・・・。

ブログ更新ありがたく拝見させていただきました。今年もよろしくお願い致します。

葉子さんにとって更なる躍進の年となりますよう!
Commented by yoko at 2012-01-06 12:00 x
こちらこそご無沙汰いたしました。あけましておめでとうございます。
ほんとになんだかいろいろあった一年でしたが、今年はどうなるかな。achaさんにとっても有意義な一年となりますよう。

とりあえずの目標は今の本を終わらせることです。その後は(クリシュナ意識の本とは関係のない)別の翻訳に数ヶ月かかる予定です。ほんとにのんびりしたペースで進みますが、よろしくお付き合いくださいね。
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