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第8章

第8章 結論

第1段落
主シュリー・チャイタンニャ・マハープラブと、主の最も偉大な献身者の一人、シュリー・ラーマーナンダ・ラーヤの間の超越的な会話の中で、主はラーマーナンダ・ラーヤに尋ねました。「教育の最も高い水準は何ですか?」

ラーマーナンダは直ちに、教育の最も高い水準はクリシュナの科学を知ることである、と答えました。(脚注1)シュリマッド・バーガヴァタムは、ヴャースデヴァ(主シュリー・クリシュナ、すなわち神の、もう一つの名前)が究極の知識の対象である、と言います。(サンスクリット引用)

「明かされた聖典の中で、究極の知識の対象はシュリー・クリシュナ、至高の人格神です。犠牲を行うことの目的は、主を喜ばせることです。ヨガは主を認識するためのものです。すべての結果を求める行いは、究極的には主のみによって報いを与えられます。

主は至高の知識であり、すべての厳しい苦行は主を知るために行われます。宗教、ダールマは、主に愛情ある奉仕を捧げることです。主は人生の至高の目的地です。」(脚注2)主を認識する方法は、至高の人格神、主シュリー・クリシュナと、主の真正なる代理人、師弟継承における霊的指導者の蓮の御足に純粋な献身奉仕(バークティ)を捧げることです。

主シュリー・クリシュナはアルジュナに宣言なさいました。「我が親愛なるアルジュナよ。脇目を振らない献身奉仕によってのみ、私はありのままに、あなたの前に立っているように理解されることができ、そしてそうやって直接的に見られることができます。この方法によってのみ、あなたは私の理解という神秘に入ることができます。」(脚注3)

第2段落
制約された生命体は、ヴィシュヌ(クリシュナ)の満足のためにヤジナ(犠牲)を行うべきです。ヴィシュヌはヤジネシュヴァラ、すべての犠牲の主とも呼ばれます。バガヴァッド・ギーターにおいて、とても情け深い(all-merciful)シュリー・クリシュナはアルジュナにおっしゃいます。

「おお、クル王朝の最良の者よ。犠牲がなくては、人は決してこの惑星において、あるいはこの人生において、幸せに暮らすことはできません。それでは、次(の生)については何をか言わんや?」(脚注4)

至高の人格神、主シュリー・クリシュナの慈悲の化身である主シュリー・チャイタンニャ・マハープラブは、サンキールタン・ヤジナ(神の御名を唱え讃えること)を、このカリの時代のすべての人の救いのために500年前に導入しました。

主の化身は、シュリマッド・バーガヴァタムに次のように言及されています。(サンスクリット引用)「このカリの時代において、十分な知性を授けられている者は、サンキールタン・ヤジナを行うことによって、ご自分の仲間たちに付き添われておられる主を崇拝します。」(脚注5)

シュリーラ・プラブパーダはおっしゃいます。「キールタンはハリ・キールタン、すなわちハリ・クリシュナ、至高の人格神を讃えるものであり、他のどのキールタンも勧められていません。」(脚注6)ブリハン・ナーラディーヤ・プラーナ(訳注:ヴェーダ文献の一つ)には、次のようにも述べられています。

(サンスクリット引用)このカリの時代においては、救いのための唯一の方法は、主ハリ、クリシュナの聖なる御名を唱えることです。他の方法はありません。他の方法はありません。他の方法はありません。」(脚注7)

このハリ・キールタンの方法は、マハー・マントラ(救いのための偉大な唱名)、ハレ・クリシュナ、ハレ・クリシュナ、クリシュナ、クリシュナ、ハレ、ハレ。ハレ・ラーマ、ハレ・ラーマ、ラーマ、ラーマ、ハレ、ハレを唱えることです。パドマ・プラーナには、こう述べられています。

「主の聖なる御名と主ご自身の間に違いはありません。そのため、聖なる御名は完全性、純粋性、そして永遠性において、主ご自身と同じく完璧です。聖なる御名は、物質的な音の振動ではなく、何らの物質的な汚染もありません。」(脚注8)

どのようにして主の聖なる御名が絶え間なく唱えらえるかは、情け深くも主シュリー・チャイタンニャ・マハープラブご自身によって、ご自分のシクシャースタカ(訳注:主チャイタンニャが残された8節から成る祈り)の中で描写されています。

「人は、自分自身を道に落ちている麦わらよりも低く考える、へりくだった心のあり方で主の聖なる御名を唱えることができます。人はすべての偽りの名誉の感覚を捨て(devoid of)、木よりも忍耐づよくあるべきです。そして、他者にすべての敬意を払う心の準備をしているべきです。そのような心のあり方において、人は常に主の聖なる御名を讃えることができます。」(脚注9)

第3段落
したがって、私たちはすべての人ーーー科学者、哲学者、ビジネスマン、政治家などーーーに、どうかマハー・マントラ、ハレ・クリシュナ、ハレ・クリシュナ、クリシュナ、クリシュナ、ハレ、ハレ。ハレ・ラーマ、ハレ・ラーマ、ラーマ、ラーマ、ハレ、ハレを唱えてくださるように、慎んでお願いします。これは降り積もった埃を心から拭い去り、クリシュナ意識、至高の完全科学、人生の究極の目的地を理解することへと繋がります。

脚注:(訳注:詳細は省きました。)
1、プラブパーダ、「主チャイタンニャの教え」p.282
2、SB 1.2.28-29
3、BG 11.54
4、BG 4.31
5、SB 11.5.32
6、プラブパーダ、「主チャイタンニャ:黄金の化身」、バック・トゥ・ゴッドヘッド誌39号9ページ
7、ブリハン・ナーラディヤ・プラーナ、18.126
8、パドマ・プラーナ
9、シュリー・クリシュナ・チャイタンニャ・マハープラブ、「シクシャースタカ」第3節

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以上で本書の翻訳を終わります。
by ammolitering4 | 2011-05-20 02:49 | クリシュナ意識の科学的な基盤


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