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舞台裏のお話し

ちょっと休憩。まだ始めたばっかりですけど、今日はこちらでご紹介している翻訳文がどうやってできてるかについてお話ししようと思います。逃避とも言います。

私の翻訳はかなりいい加減といいますか、行き当たりばったりをポリシーとしております。とりあえず原書を段落に分けて番号を振ります。脚注などある場合は本文と照らし合わせて確認します。次に、段落のままでは文字が多すぎてどこを訳しているか分からなくなるので、見やすいように3行毎くらいを目安に線を引いて区切ります。次に全体を通して読みながら、分からない単語とか翻訳でひっかかりそうな単語に印をつけます。そして、そのままぶっつけ本番で訳します。
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分からない単語などはそのままほったらかして、丸で囲んだままにしておきます。訳し始めると引っかかる単語はもっともっと増えてくるので、随時原書にも印を加えます。丸がこれだけ多いと、まるでパズルですね。いつもはさすがに、ここまで穴だらけということはあんまりありません。
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ここまで済んだら、やっと最後に単語を調べます。訳注として説明が必要と思われるものも、この時点で調べます。単語を調べるのにはインターネットの辞書を使う場合が多いです。普通の辞書もほんとはたくさんあったほうがいいのですが、古いのを一冊持っているだけなので、ちょっと込み入ったらあんまり役に立たないのです。まあ、本職ではないので設備投資に回せるお金もないし、この程度で我慢してください。インターネットが使えなくなったら、たちまち仕事に差し障りますね。各種のオンライン辞書を作ってくださった皆様、ほんとにありがとうございます。

単語などの調べ物をする順番が逆ではないか、というご意見もあるでしょう。確かに、調べもせずに翻訳するなど、翻訳の鉄則に完全に反する行為かもしれません。でも、怠慢なのでこれで慣れてしまっているのです。こうすることによる利点もあります。文章の構成や文脈から、単語の意味が分からなくても意味が自ずから明らかになるのです。あとはそれを辞書で確認して、最適と思われる表現を選びます。

ぎこちないままで下訳が完成したら、次はこれを編集しながらタイプします。タイプは家でします。ソフトはオープンオフィスを使っています。これも3行を越えると読みにくくなるので、内容のつながりとは関係なく、ただ単に行数だけで区切っています。ブログにもそのまま載せているので、読みにくかったらすみません。ご自分で保存なさる場合には、読みやすいように適宜加工してください。

タイプと編集も行き当たりばったりです。しかも私はタイプが下手なので、打ち間違っては消してやり直しという時間の無駄が多いです。編集をするときは、英語の構文のままではあまりにも不自然で理解しにくいものなどを訳注として自然な日本語に直したりしながら進めます。これができあがったら全文をコピーしてブログに載せて、それから全体を見て最後の校正をします。これもまた、順序が間違ってますね。校正してから載せればいいのは分かっているのですが、どうも何となく、画面が変わるほうが間違いに気づきやすいのです。

皆さんがご覧くださっている堅苦しい翻訳文は、通勤の電車の中や電車を待っているときのホームの上や、スターバックスの裏の部屋やコインランドリーで、こうやって極めていい加減に出来上がっているのでした。ゆっくり時間がとれる日だってないわけではないのですが、そういう日は遊びに行ったりしなければなりません。たまには家の掃除だってしないと住めなくなります。夢のように「仕事を辞めて翻訳に専念しよう」と思い立つこともないわけではないのですが、実際にそうすれば金銭的な艱難辛苦もさることながら、結局怠けて家で何時間も猫のブログサイトなど眺めたりすることになると思うのです。隙間の時間を使うことって、私には一番いいのかもしれません。
by ammolitering4 | 2011-05-01 13:49 | Comments(0)
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