第25章

第25章 社会的な革命について

シュリーラ・プラブパーダと国連保健機構(WHO)職員との間の次の会話は、1974年6月に(スイスの)ジュネーブで交わされました。

SP:  世界全体で、あるいは世界中どこででも、ちょうど私たちがしているように、あなたはこの実験をすることができます。非常に簡素に生きる、自給自足する、必要な物を工場からではなく農地から得る。そして神の聖なる御名を讃える。

(改行)この産業的な環境の中で、資本主義者であれ、共産主義者であれ、ほんの一握りの有力者だけが幸せ、いわゆる「幸せ」でいます。他の人たちの犠牲の上でです。そして、これらの堕落した少数者によって他の者たちが搾取されているので、あるいは単に失業状態に置かれているので、他の者たちもまた堕落します。彼らはすべての仕事を避けようとし、じっと座っていようとします。そうでなければ、彼らは正直に働きません。そして、非常に多くの他の(悪い)こと(があります)。

(改行)ですから、唯一の治療法は、すべての者が自然に生きて、神の聖なる御名を唱えるべきである、というものです。神意識になりなさい。この治療法は単純です。そして、ここであなたは一部の結果を見ることができます。

私の若いヨーロッパ人とアメリカ人の生徒たち、彼らは麻薬と飲酒と喫煙と、非常の多くの他の現代的な悪い習慣に中毒していました。しかし今では、彼らがいかに真面目で(訳注:sober、酔っていない、健全で落ち着いた)、いかに主の聖なる御名を讃えているか、ご覧なさい。

(改行)あなたは世界を変えて、すべてを良くすることができます。ただし、あなたがこの教えを受け取るなら、です。他の治療法はありません。もしもあなたが(それに)耳を傾けないことを選ぶなら、何がなされ得るでしょうか?治療法、正しい薬がそこにあります。しかし、もしもあなたが薬を飲まないなら、どうして病が癒されるでしょうか?

WHO:  先ほどあなたは、不幸にして村人たちが都会へ出て行くことに触れました。あなたは、都会の暮らしでは村人たちは工場労働者になり、そして非常に多くの害悪がそれに続く、と指摘しました。そしてあなたは解決方法として、もしも私たちが村に住んで、たった3ヶ月だけ農作業をすれば(work the land)、私たちは一年中食べるだけの食べ物を得る、と提案しました。

(改行)しかし私は、私たちの町と村には膨大な失業があることを指摘したいのです。そこにいる多くの人々は、絶望を感じています。彼らは自分自身のために十分な食物を作ることができません。なぜなら、彼らは土地への(立ち入りの)権利(access to the land)を持たないからです。

商業的な人々がそれを自分たち自身の目的のために使います。そしてこれが、非常に多くの一般の人々が失業している理由です。これが彼らが都会に行く理由です。必ずしも都会の「良い暮らし」が彼らを魅了するわけではありません。そうではなく、彼らは土地への権利を持たないのです。

土地は商業的な人々によって使われており(校正:The land is not used by the mercantile groupが原文だが notは誤植)、そして一般の人々は、自由民として村に住んで自分たちにとって十分な食べ物を育てることができません。

(改行)今、商業的な人々(group)が搾取しています。彼らは搾取しています。ですから、この商業的な人々の力を制限することのできる、何らかの革命がない限り、どうやってあなたは、いつの日か人々が自分たちの村に住んで、土地で自分たち自身の食べ物を育てることができると望めるでしょうか?

SP:  要点は、政府は誰も失業していないように取り計らう義務があるということです。それが良い政府です。ヴェーダの体系では、社会は4つの自然な区分を持っています。ブラーマナ、すなわち思慮深い一団は、教え、助言します。クシャトリヤ、すなわち動的な一団は、守り、組織します。そしてヴァイシャ、すなわち商業的な一団は、土地と牛の世話をし、食糧の生産をつかさどります。そしてシュードラ、すなわち労働的な一団は、他の人々の手助けをします。

(改行)さて、これは、「政府は、他のすべての人々を守って、様々な集団が必ずそれぞれの義務を果たしているように取り計らう、動的なクシャトリヤから成るべきである」ということを意味します。政府は、誰もが正しく雇用されているように取り計らわねばなりません。そうすれば、失業の問題全体が解決します。

WHO:  しかし、現在では商業的な一団もまた、政府内にいます。事実、彼らは揺るぎないのです。彼らは政府内において非常に強い発言権を持っており、そして多くの場合、彼らは政府内で紛れもない役人です。

SP:  いいえ。それは悪い政府を意味します。

WHO:  はい、それは、、、それは本当です。

SP:  それは悪い政府です。商業的な一団は政府と何の関わりも持つべきではありません。そうでなければ、政府はどうして秘めた動機無くして(訳注:私利私欲に影響されずに、という意味)すべての人の雇用を取り計らうことができるでしょうか?

(改行)政府は、商業的な一団が彼らの創意を自由に使うことを奨励すべきですが、去来しては人々を失業させる不自然な産業を案出することを奨励すべきではありません。政府は、誰もが正しく雇用されているように取り計らわねばなりません。

WHO:  それが私が望んでいることです。クリシュナ意識が社会の姿を変える本当の革命的な運動になる日です。

SP:  はい。私はそれ(訳注:クリシュナ意識運動)は革命をもたらすと思います。なぜなら、アメリカとヨーロッパの人々は、それを心に深く刻んでいるからです。私はそれを彼らに紹介しました。そして、彼らは非常に知性的です。彼らはすべてを非常に真剣に受け取ります。

(改行)私たちはほんの2-3年だけ活動しています。そして、それなのに私たちはこの運動を世界中に広めました。もしも人々がそれを真剣に受け止めるなら、それは続いていくでしょう。そして、革命が起こるでしょう。なぜなら、私たちは思いつきで気まぐれに行動しているのではないからです。

私たちは、シャーストラ、聖典から権威ある指示を受け取ります。ここには非常に多くの情報があります。人々はこれらすべての本を読んで情報を得ることができます。もしも彼らがそれを真剣に受け止めるなら、それは革命をもたらすことができます。

WHO:  私が納得できない一つのことがあります。インド人として、その問いは非常に、非常に頻繁に私を悩ませます。私は、より簡素で、より自然な人生のあり方に戻ることについて、あなたがおっしゃった非常に多くの事柄を信じます。そして、私たちの霊的な側面に満足を見出すことについて(もです)。

それに関しては、疑問の余地はありません。私はよく言われる(what you would call)いわゆる「西洋化されたインド人」ではありません。しかし、私が納得できないのは、あなたが今ちょうど、すべての私たちの問題への解決策であるとお話しになった、この霊的な知識とすべての私たちの文化的な指針を持っていた私たちが、これらすべての指針を持ってして、私たちが自分たちの社会を、生じた非常に多くの害悪から自由でいさせることができていない、という事実です。

(訳注:あなたはたった今、「私たちの、この霊的な知識と様々な文化的な指針こそが、私たちのすべての問題への解決策である」とお話しになりました。しかし、私が納得できないのは、そのような指針を持っているにも関わらず、私たちの社会に様々な害悪が生じている、という事実です。)

私は、貧困だけを指しているのではなく、失業と、飢餓と、他の多くの事柄を指しています。

SP:  いいえ。それは私たちの文化的な指針のせいではありません。そうではなく、それらに従わない悪い指導者たちのせいです。それはこれらの悪い指導者たちが原因です。

WHO:  彼らは私たちの国民です(our own people)。彼らは、、、

SP:  彼らは私たちの国民であるかもしれません。彼らは私たち自身の父(訳注:斜体で強調)でさえあるかもしれません。プラーラーダ・マハーラージャは主の献身者でしたが、それなのに彼の父はヒラニャカシプ、真の悪魔でした。それでは、何がなされ得るでしょうか?ほとんどの人々は良いのです。それなのに、非常にしばしば、私たちは彼らの指導者が神を信じない(訳注:godless、邪悪な、罪深い)悪魔であるのを見ます。

WHO:  はい。ヒラニャカシプは滅ぼされねばなりませんでした。

SP:  ですから彼は滅ぼされました。神の恵みによって、彼は滅ぼされました。そして、これらの現代の悪魔的な指導者たちの一人一人、皆、彼らは滅ぼされます。彼らは滅ぼされます。しかし、すべては時間がかかります。

(改行)現在では、私たちの指導者はあまり良くありません。盲目です。彼らは何の知識も持たず、それなのに彼らは導いています。(サンスクリット引用)盲人が盲人を導く。溝に、です。これらの指導者たちは、世界のもともとの霊的な文化を殺しました。そして彼らは、その代わりを何も与えることができません。

WHO:  では、それなら、あなたの運動はそれ自身を社会哲学に関与させましたか?(訳注:あなたの運動は社会哲学に関与しましたか?)

SP:  はい。この運動は大変実際的です。例えば、私たちは肉食をしないことを薦めています。そして、指導者たちはそれを好みません。私たちは、彼らの思想宣伝にとってあまり好ましくありません。ですから、指導者たちは私たちを好みません。

結局、彼らは屠殺場と牛肉店をどこにでも、あちこちに(anywhere and everywhere)許可したのです。そして私たちは「肉食するな」と言います。ですから、どうして彼らが私たちを好むでしょうか?それが難しいところです。「無知が喜びであるところでは、賢明であるのは愚かである。」しかし、それでも私たちは努力しています。

(改行)そして、私たちが薦める代替案もまた実際的です。これらの神意識の農村は成功しました(proved successful、成功して正しさを証明した)。住人たちは、自分たちの人生を幸せで豊かであると見出しています。自然の恵みが果物と野菜と穀物を供給します。そして牛は牛乳を供給し、それからあなたはヨーグルト、チーズ、バター、そしてクリームを得ることができます。

ですから、これらすべての材料で、あなたは何百もの何千ものおいしい料理を作ることができます。そしてあなたは完全に満足したと感じます。それが基本的な原則です。

WHO:  それは成功した事業の一例です。しかし、かつて試みられたことのない、何か新しいことについて話していただけませんか?

SP:  「新しいこと」は、神意識の農村に暮らすこれらの人々が、日々の糧のためにはるばる通勤しなくてよいということです。現代の社会にとって、それは新しいことです。

(改行)現在では、ほとんどの人が工場や事務所まで幾らかの距離を通勤しなければなりません。鉄道ストライキがあったとき、私はたまたまボンベイにいました。おお、人々は非常に苦しんでいました。分かりますか?朝の5時から彼らは列車に乗るために行列に立っていました。

もちろん、ストライキの間はほとんど列車は走っていませんでした。ですから、人々は大変な苦労をしていました。そして、もしも一本や二本の列車が走っていたら、非常に多くの人々が自分を車両の中に押し込もうとしていました。自分の体を体当たりさせて入り込んでいました(smashing themselves in)。彼らは列車の上にさえいました。

(改行)もちろん、もっと産業的に発達した国々では、人々は車で工場や事務所に行きます。そして、高速道路でぶつかって死ぬ危険を冒します。ですから、問いは、なぜ(校正:Why→why)人は単に自分の生計を立てるためだけに、それほど何マイルも(訳注:何キロメートルも)通勤するように仕向けられるべきであるのか、ということです。これは非常に悪い文明です。人は食物を地元で得ねばなりません。それが良い文明です。

WHO:  私は、あなたの目標は食物に関して誰もが自給自足できるようになることであると理解します。しかし、もしもすべての人が食物の生産にいそしむなら、それなら誰が他のものを供給するのですか?

SP:  私たちは、誰もが食糧の生産にいそしむべきだとは言いません。バガヴァッド・ギーターによれば、自然にあなたは(訳注:社会は、という意味)食べ物を生産する部類の人々を持ち、霊的な指示を与える人々の部類を持ち、政府や王として管理をする人々の部類を持ちます。そして、その他の人々は他のすべての部類を助ける労働者です。

(改行)すべての人が耕作者になるのではありません。いいえ。脳の部門、管理の部門、そして労働者の部門もまた、なくてはなりません。これらの区分は、あらゆる社会の中で自然です。そして、それがすべてが霊的な発達(cultivation)のために一緒に働くべきです。
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by ammolitering4 | 2011-04-28 03:31 | 「ハレ・クリシュナの挑戦」


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