第23章 神に盲目な科学者たち
シュリーラ・プラブパーダと彼の何人かの弟子たちとの間の次の会話は、1973年12月にロサンゼルスのヴェニス海岸での早朝の散策の折に交わされました。 弟子: 科学者たちは、「私たちの理性の力が、私たちに神はいないと言う」と言います。彼らは、もしもあなたが神を信じるなら、それは純粋に信仰の問題である、と言います。 SP: それは信仰の問題ではありません。それは事実です。 弟子: 科学者たちが「事実」と言うとき、彼らは自分たちが自分たちの感覚を通じて知覚することのできる何かを意味します。 SP: はい。そして、クリシュナ意識において私たちは自分の感覚を通じて神を知覚することができます。私たちが自分の感覚を献身奉仕に、神への奉仕に携わらせればさせるほど、私たちはもっと主を知覚することができます。(サンスクリット引用) 「人が自分の感覚を至高存在への奉仕に携わらせるとき、その関係はバークティ(献身)と呼ばれます。」例えば、私たちは寺院へ歩いていくのに自分の脚を使い、そして自分の舌を、神を讃え、プラサーダ(「主の慈悲」、クリシュナに捧げられた菜食の食べ物)を食べるのに使います。 弟子: しかし、科学者たちは、これは信仰の行いであると言います。彼らは、私たちが神に食べ物を捧げるとき、それはただ私たちの信仰が私たちに、神がそれを受け入れると思わせるだけだ、と言います。彼らは、自分たちは(訳注:斜体で強調)主が食べているのを見ることができない、と言います。 SP: 彼らは(訳注:斜体で強調)見ることができませんが、私は(訳注:斜体で強調)見ることができます。私は彼らのような愚か者ではありません。彼らは霊的に盲目なのです。白内障、無知に苦しんでいます。もしも彼らが私のところに来るなら、私は手術をしてあげます。そして、そうすれば彼らもまた神を見るでしょう。 弟子: しかし(Well)、科学者たちは、今、神を見たいのです。 SP: しかし、クリシュナは今は彼らにご自分を明かされません。なぜなら、彼らは悪者、大きな動物だからです。(サンスクリット引用)「神の献身者でない者は誰であれ、ただの大きな動物です。大きなラクダ、あるいは大きな犬、あるいは大きな豚です。そして、彼を讃える人々も同じです。」 弟子: 彼らは、私たちは単なる夢見る人々だと、私たちは神と霊的な世界に関して幻想(fantasy)を作り上げているのだと言います。 SP: なぜ彼らは「幻想」と言うのですか?彼らは理解する脳を持ちません。ですから彼らは「幻想」と言います。 弟子: しかし(Well)、彼らの客観性の水準は、彼らが自分たちの感覚を通じて知覚できるものです。 SP: はい。彼らは自分たちの感覚を通じて神を知覚することができます。彼らが自分たちの感覚を通じて砂を知覚するとき、彼らは誰が砂を作ったのだと思いますか?彼らが(訳注:斜体で強調)作ったのではありません。 彼らが自分たちの感覚を通じて海を知覚するとき、彼らは誰がそれを作ったのだと思いますか?なぜ彼らはそれほどの愚か者で、これが理解できないのですか?(訳注:なぜ彼らはこんなことも分からないほど馬鹿なのですか?) 弟子: 彼らは、もしも神がこれらのものを創ったのなら、ちょうど彼らが海を見ることができるように、彼らは主を見ることができるだろう、と言います。 SP: そして私は彼らに言います。「はい、あなたは神を見ることができます。しかし、まずあなたは目を持たねばなりません。あなたは盲目です。あなたは白内障を患っています。私のところへ来なさい。そして私は手術をします。そうすればあなたは神を見るでしょう。」 これがヴェーダ文献が(サンスクリット引用)と言う理由です。「神を見るには、あなたは真正なる霊的指導者に近づかねばなりません。」そうでなければ、どうしてあなたは盲目の目で神を見ることができるでしょうか? 弟子: しかし、科学者たちは、あなたが語っておられるような種類の見ることに対して何らの信頼も持っていません。彼らが信頼を置く唯一の種類の見方は、彼らが自分たちの目と、自分たちの顕微鏡と、自分たちの望遠鏡を通して集めることのできるものだけです。 SP: なぜですか?もしも今あなたが空を見上げるなら、あなたはそれは空っぽだと思うでしょう。しかし、それは空っぽではありません。あなたの目には欠陥があります。空には無数の惑星と恒星(planets and stars)がありますが、あなたはそれらを見ることができません。あなたはそれらに対して盲目なのです。ですから、ただあなたが恒星や惑星を見ることができないからといって、これはそれらが存在しないということを意味しますか? 弟子: 科学者たちは、自分たちは幾らかの事柄について無知であることを認めます。しかし、それでも彼らは、自分たちが自分たち自身の目で見ることのできない物に関するあなたの説明を受け入れません。 SP: なぜ受け入れないのですか? 弟子: なぜなら、彼らはあなたが彼らに言うことは間違っているかもしれないと考えるからです。 SP: それは彼らの不運です。私たちの鈍感な感覚は神に近づくことができません。主を知るためには、私たちは権威者から聞かねばなりません。それがより高い知識を得るための方法です。 弟子: しかし、その段階は信仰を必要とします。グルへの信仰です。 SP: 信仰ではありません。常識です!もしもあなたが医学を学びたいなら、あなたは熟練した医者のところへ行かねばなりません。あなたはそれを自分だけで学ぶことはできません。 弟子: シュリーラ・プラブパーダ、あなたがおっしゃることのすべてから、無神論者の科学者たちが彼らの考えを支えることができるのと同じように、私たちは私たちの考えを支えることができるのは明白です。しかし、彼らは社会を統御しています。彼らは支配的なのです。 SP: 支配的?(笑う)マーヤー(クリシュナの物質的なエネルギー)からの一蹴で、彼らのすべての「支配」は一秒で終わります。彼らはマーヤーによって統御されています。しかし彼らは自分たちは自由であると考えています。これは愚かさです。 弟子: 彼らは正気に戻りたくないのです。 SP: したがって、彼らは悪者です。悪者とは、たとえあなたが彼は間違っていると証明した後でさえ、自分は正しいと主張する者です。彼は決して良い教えを受け取りません。そして、なぜ彼らは悪者でい続けるのですか?(サンスクリット引用)(BG7.15)なぜなら、彼らはドゥシュクリティナ、非常に、非常に罪深いからです。 あなたは、彼らがどのように屠殺場と売春宿の世界を作っているか、彼らがどのように感覚的な喜びを促進することによってすべての人の人生を駄目にしているのかが、分かりませんか?これらはみな、罪深い行いです。 そして、科学者たちは非常に罪深いので、彼らは地獄の最も暗い場所で苦しまねばなりません。彼らの来世において、彼らは糞の中の虫になるでしょう。それでも、無知のために、彼らは自分たちは安全だと考えています。
by ammolitering4
| 2011-04-26 09:16
| 「ハレ・クリシュナの挑戦」
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