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第22章

第22章 私たちはトラの意識に留まることはできない

シュリーラ・プラブパーダと何人かの客との間のこの対話は、1968年12月にロサンゼルスのハレ・クリシュナ・センターで交わされました。

客:  もしも人間が動物を食べないなら、彼らはおそらく飢餓か何かで死ぬでしょう。

SP:  なぜあなたは動物が飢えて死ぬことをそれほど気にかけるのですか?あなたは自分自身の世話をしなさい。愛他的であってはなりません。「おお、彼らは飢えるでしょう。私が彼らを食べてあげましょう。」この愛他主義は何ですか?クリシュナが食べ物を提供しています。

もしも動物が飢えて死ぬなら、それはクリシュナの責任です。誰も飢えて死ぬことはありません。それは誤った理論です。神の王国では、飢餓はあり得ません。私たちは、自分自身の感覚の満足のためにこれらの理論を作り出しています。

アフリカのジャングルとインドのジャングルには、何百万もの象がいます。彼らは毎回100ポンド(訳注:50kg弱)の食べ物を必要とします。誰が食べ物の供給をしていますか?ですから、神の王国には飢餓はあり得ません。飢餓は、いわゆる文明化された人間のためのものです。

客:  もしも人間が肉を食べるようにできていないなら(not meant to eat meat)、なぜ自然の中では他の動物たちは肉を殺すのですか?(訳注:原文はkill meat、単なる言い間違い、あるいはテープ起こしの間違い。「他の動物たち(other animals)は動物を殺して肉を食べるのですか?」)

SP:  あなたは「他の動物」ですか?(訳注:another animal)

客:  まあ(Well)、私たちは皆、動物です。

SP:  あなたは自分自身を動物の仲間として数えるのですか?あなたは自分自身を動物と一緒に分類しますか?

客:  まあ、私たちは皆、動物です。

SP:  いいえ。皆ではありません。あなたはそうであるかもしれませんが、私たちは違います。あなたは動物と一緒に分類されるのが好きですか?(訳注:~されたいですか?)

客:  私は、自分が動物より優れているとは感じません。私はすべての神の被造物に敬意を持っています。

SP:  あなたはすべてに敬意を持っていて、そしてあなたは動物を殺すのですか?

客:  しかし(Well)、なぜ、もしも人間が肉を食べるようにできていないのなら、自然の中では動物たちは互いを食べるのですか?

SP:  動物が肉を食べるとき、彼らは自然の法則に従っています。あなたが肉を食べるとき、あなたは自然の法則を破っています。

客:  何ですか?(訳注:どういうことですか?)

SP:  例えば、トラは決して穀物を要求しに来ることはありません。「おお、あなたは非常にたくさんの穀物を持っています。私に幾らかください。」いいえ。たとえ何百袋もの穀物があっても、彼は気にしません。しかし、彼は動物に襲い掛かります。それが彼の自然な本能です。

しかし、なぜあなたは穀物、果物、牛乳、肉、そして手に入れる何もかもを取るのですか?これは何ですか?あなたは動物でも人間でもありません。あなたは自分の人間性を誤用しています!あなたは「私にとっての食物は何だろうか(訳注:meを斜体で強調)?」と考えるべきです。

トラは肉を食べても良いのです。彼はトラです。しかし私はトラではありません。私は人間です。もしも私が十分な穀物、果物、野菜、そして神が与えた他のものを持っているなら、なぜ私は出かけていって気の毒な動物を殺すべきでしょうか?これが人間性です。

(改行)あなたは動物であることに加えて人間でもあります(animal plus human)。もしもあなたが自分の人間性を忘れるなら、それならあなたは動物です。(短い静寂。)ですから、私たちは単なる動物ではありません。私たちは動物であり、人間でもあります。もしも私たちが自分の人間性の性質を増やすなら、そうすれば私たちの人生は完璧です。

しかし、もしも私たちが動物性の中に留まるなら、それなら私たちの人生は不完全です。ですから、私たちは自分の人間の意識を増やさなければなりません。それがクリシュナ意識です。もしもあなたがクリシュナによって与えられた非常の多くの種類の菜食の食べ物を食べることによって、非常に平和的に、非常に良く、健康に生きることができるなら、なぜあなたは動物を殺すべきでしょうか?

(改行)それに、科学的に、あなたの歯は野菜を食べるようにできています。トラは肉を食べるための歯を持っています。自然がそれをそのように作りました。彼は他の動物を殺さねばなりません。したがって、彼は爪を持ち、彼は歯を持ち、彼は力を持っています。しかし、あなたはそのような力を持っていません。

あなたは牛をそんなふうに、トラのように襲い掛かって殺すことができません。あなたは屠殺場を作り、家で座らねばなりません。(訳注:食卓につく、という意味だと思います。)もしも他の誰かが牛を屠殺するなら、あなたは非常に良く食べることができます。これは何ですか?トラのようにしなさい!牛に襲い掛かって食べなさい!あなたはそれをすることができません。

客:  では、あなたは自然の法則を信じない(のですね)。私は、自然の法則はすべての者に平等に当てはまると信じます。

SP:  トラは自然の法則によってそのように作られています。ですから、したがって、彼はそれをすることができます。あなたはそれをすることができません。あなたの性質は違います。あなたは分別を持ち、あなたは良心を持ち、あなたは文明化された人間だと主張しています。

ですから、あなたはこれらすべてを活用すべきです。それがクリシュナ意識、完全な意識です。人間の人生は、自分自身を意識の完成へと上昇させるためにあり、そしてそれがクリシュナ意識です。私たちはトラの意識に留まることはできません。それは人間性ではありません。

別の客:  私たちは、より高いところから、より低いところへ落ちたのですか?それとも、私たちは植物や動物から上がってきたのですか?

SP:  はい。もちろん、あなたはより高いところから、より低いところへ、霊的な世界からこの物質的な世界へと、そしてそれから、より低い種へと落ちました。それからあなたは進歩します。そしてあなたは再びこの人間の形に至ります。

もしもあなたが自分の、より高い意識を活用するなら、それならあなたはもっと高いところへ行きます。あなたは神のところへ行きます。しかし、もしもあなたが自分の、より高い意識を使わないなら、あなたは再び下へ降ります。

(改行)ですから、誤って導かれてはなりません。神意識を、クリシュナ意識を習慣づけなさい。そしてそれは、この人間の形の人生の正しい使い道です。そうでなければ、もしも私たちがトラのように肉食にふけるなら、私たちは来世においてトラの体を得るかもしれません。

しかし、(それが)何の役に立つでしょうか?例えば、私が来世においてとても強いトラになると仮定しましょう。それはとても良い昇進ですか?あなたはトラの人生を知っていますか?彼らは毎日食べることができません。彼らは一匹の動物に襲い掛かり、それを秘密の場所に隠します。

そして、一ヶ月の間、彼らは腐った肉を食べます。なぜなら、彼らはいつも動物を殺す機会を得るわけではないからです。神はその機会を与えられません。それは自然です。ジャングルでは、トラがいるところではどこでも、他の動物は逃げます。自己防衛です。

ですから、ごく稀に、トラがあまりにも空腹なとき、そのときに神は彼に他の動物に襲い掛かる機会を与えます。トラは非常に多くのおいしい料理を毎日得ることはできません。私たちがこれらすべての設備を持つのは、人間の人生においてです。しかし、もしも私たちがそれらを誤用するなら、それなら、、、トラの人生に行きなさい。襲い掛かる力を十分に備え、非常に強くなりなさい。
by ammolitering4 | 2011-04-25 08:30 | 「ハレ・クリシュナの挑戦」


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