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第14章 第8段落から第11段落まで

第8段落
至高の愛する者はクリシュナであり、主はヴリンダーヴァンに位置しておられます。そして至高の愛される者はラーダーラーニーです。クリシュナは64個の重要な資質をお持ちであり、主の献身者はそれを聞くことに喜びを感じます。

バークティ・ラサームリタ・スィンドゥーに説明されているように、(その)特徴は以下のようなものです。
1、His body is well constructed.
 主の体はよく作られている。(体格が良い?)
2、His body has all auspicious symptoms.
 主の体にはすべての縁起のよい印がある。
3、His body is beautiful.
 主の体は美しい。
4、His body is very glorious.
 主の体は非常に輝かしい。
5、His body is very strong.
 主の体は非常に強い。
6、He always looks like a boy of sixteen.
 主はいつも16歳の少年のように見える。
7、He is well versed in various languages.
 主は様々な言語に精通しておられる。
8、He is truthful.
 主は正直である。
9、He is decorated with pleasing words.
 主は快い言葉で飾られている。(?)
10、He is expert in speaking.
 主は話すことにおいて熟達者である。
11、He is very learned.
 主は非常に学識がある。(造詣が深い)
12、He is very intelligent.
 主は非常に知性的である。
13、He is influential.
 主は影響力が強い。
14、He is joyful.
 主は喜びに溢れている。
15、He is cunning.
 主はずる賢い。
16、He is expert.
 主は熟達者である。(?)
17、He is grateful.
 主は感謝の念が強い。(心地よい、さわやかな、という意味もある。)
18、He is firmly convinced.
 主はしっかりと納得している。(疑いの念がない)
19、He knows how to deal with different circumstances.
 主は様々な状況にどう対処するかを知っておられる。
20、He is always conversant with scriptural injunctions.
 主はいつも聖典の定め(禁止命令、勧告)に精通しておられる。
21、He is clean.
 主は清浄である。
22、He is controlled by His devotees.
 主はご自分の献身者によって統御されている。
23、He is steady.
 主は一貫しておられる。
24、He is self-controlled.
 主は自己統制なさっている。
25、He is forgiving.
 主は寛容である。
26、He is grave.
 主は荘重である。
27、He is speculative.
 主は思索的である。
28、He is fair in His dealings.
 主はご自分の行いにおいて公正である。
29、He is magnanimous.
 主は寛大である。
30、He is religious.
 主は宗教的である。
31、He is a great hero.
 主は偉大な英雄である。
32、He is merciful.
 主は情け深い。
33、He is respectful.
 主は丁寧である。(尊敬の念がある、うやうやしい、など)
34、He is competent.
 主は有能である。
35、He is gentle.
 主は優しい。(温和、おとなしい、思いやりのある、など)
36、He is modest.
 主は控えめである。(遠慮がちな、質素な、上品な、つつましい、など)
37、He is the protector of the souls surrendered unto Him.
 主はご自分に服従した魂を守る方である。
38、He is the deliverer.
 主は救い主である。
39、He is the friend of the devotees.
 主は献身者の友である。
40、He is submissive to love.
 主は愛に対して受動的である。(愛をもってなされる働きかけに対して従順である)
41、He is all-auspicious.
 主は非常に縁起が良い。
42、He is most powerful.
 主は非常に力強い。(この場合の mostは比較級ではない)
43、He is famous.
 主は有名である。
44、He is devoted to all living entities.
 主はすべての生命体に対して献身的である。
45、He is worshipable by everyone.
 主はすべての人にとって崇拝しうる対象である。
46、He is very attractive to all women.
 主はすべての女性によって非常に魅力的である。
47、He is partial to His devotees.
 主はご自分の献身者に肩入れなさる。
48、He is full of all opulence.
 主は富に満ち溢れている。
49、He is the supreme controller.
 主は至高の統御者である。
50、He possesses all honor.
 主はすべての名誉をお持ちである。

第9段落
これらの50個の性質、あるいは特徴は、すべての生命体の中に断片的に存在しています。彼らが完全に霊的に自由になって自分の本来の状態に位置するとき、これらすべての性質は人間の人生において、ごく少量が知覚され得ます。しかし、クリシュナにおいてはそれらは完全に存在します。

(訳注:これはたぶん、これらの性質はクリシュナの場合は完全であるけれど、人間として生きている生命体の場合は、完全に霊的になったときでも現れ方はごく控えめである、ということなのだろうと思います。)

ヴィシュヌ、すなわち至高主において、そして主シヴァにおいても部分的に見られるほかの5つの超越的な性質があります。(以下に言及。)しかし、それらは普通の生命体においては見られません。これらの特徴は以下のようなものです。

1、主はいつもご自分の本来の状態に位置しておられる。
2、主は全知である。
3、主は常緑、すなわち常に若々しい。
4、主は永遠に喜びに満ちておいでである。
5、主は(すべてに)精通しておられ、すべての完成の主である。(?)

これらの5つの超越的な特徴の他に、霊的な天空、特にナーラーヤナが支配的な神であるヴァイクンターの惑星(複数)において見られる5つ(の特徴)があります。

1、主は計り知れない性質を持っておられる。
2、主は無数の宇宙を維持することができる。
3、主はすべての化身の種である。(incarnation、この場合はすべての生命体の肉体?)
4、主はご自分が殺す敵に最高の完成を授けられる。
5、主は自己を認識した者たちのうちで最も魅力的である。(?)

第10段落
合計60個となる上記の性質や特徴は、ナーラーヤナの水準に至るまで見られます。しかしクリシュナは次のような4つの特別な性質をお持ちです。

1、主はすばらしい娯楽を顕現することができる。
2、主は超越的な笛の演奏において熟達している。
3、主は愛情ある献身者に囲まれている。
4、主は比類するもののない個人的な美しさを持っている。

第11段落
このようにクリシュナは64個の超越的な性質をお持ちです。シュリーマティー・ラーダーラーニーは25個の超越的な性質をお持ちですが、彼女はそれらによってクリシュナさえも統御できます。(訳注:「彼女」の原語はSheで、最初が大文字。私の知っている限りでは日本語には女性形の「主」に当たる言葉がないので、単に「彼女」としています。)

彼女の超越的な性質は以下のようなものです。
1、She is sweetness personified.
 彼女は人格化した愛らしさである。
2、She is a fresh young girl.
 彼女は若々しい少女である。
3、 Her eyes are always moving.
 彼女の目はいつも動いている。
4、 She is always brightly smiling.
 彼女はいつも明るく微笑んでいる。
5、 She possesses all auspicious marks on Her body.
 彼女はご自分の体にすべての縁起の良い印をお持ちである。
6、 She can agitate Krishna by the flavour of Her person.
 彼女は自分の体の匂いでクリシュナを興奮させることができる。
7、 She is expert in the art of singing.
 彼女は歌うことの芸において熟達者である。(歌の名手である。)
8、 She can speak very nicely and sweetly.
 彼女はとても良く、愛らしく話すことができる。
9、 She is expert in presenting feminine attractions.
 彼女は女性的な魅力を表すことにおいて熟達者である。(女性的な魅力に溢れている)
10、 She is modest and gentle.
 彼女は上品で優しい。(しとやかな、控えめな、慎み深い) (おとなしい、親切な、温和な)
11、 She is always very merciful.
 彼女はいつも非常に情け深い。
12、 She is transcendentally cunning.
 彼女は超越的にずる賢い。
13、 She knows how to dress nicely.
 彼女は美しく着飾る方法を知っている。
14、 She is always shy.
 彼女はいつも内気である。(恥ずかしがりの、引っ込み思案の)
15、 She is always respectful.
 彼女はいつも丁寧である。(尊敬の念がある、うやうやしい、など)
16、 She is always patient.
 彼女はいつも辛抱強い。
17、 She is very grave.
 彼女は非常に荘重である。
18、 She is enjoyed by Krishna.
 彼女はクリシュナによって楽しまれる。
19、 She is always situated on the highest devotional platform.
 彼女はいつも最高の献身の水準に位置している。
20、 She is the abode of love of the residents of Gokula.
 彼女はゴクラの住人たちの愛の住みかである。(愛の対象である、ということだと思います)
21、 She can give shelter to all kinds of devotees.
 彼女はあらゆる献身者に庇護を与えることができる。
22、 She is always affectionate to superiors inferiors.
 彼女はいつも目上の者にも目下の者にも情愛深い。
23、 She is always obliged by the dealings of Her associates.
 彼女はいつも自分の仲間たちの行いに感謝している。( obliged、恩義を受けて感謝している)
24、 She is the greatest amongst Krishna's girl friends.
 彼女はクリシュナの女友達の中で最も偉大である。
25、 She always keeps Krishna under Her control.
 彼女はいつもクリシュナを自分の統御のもとに置いている。
by ammolitering4 | 2011-02-05 17:11 | 「主チャイタンニャの教え」


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