こんにちは。ご無沙汰しております。皆さんお元気でいらっしゃいますか。私はおかげさまで元気です。最近は来月行う展示会の準備で忙しくしています。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、私は絵描きです。独学の素人ですが、もう20年近くガラス絵を描いています。最初の頃よりは上手になりましたが、何と言っても絵の基本がないので、毎回が試行錯誤です。きっとこれからもずっとそうなのでしょう。
展示会は日本では3回開いたことがあります。どれも無名の素人の展示会にしては大成功だったと思います。準備や宣伝などに尽力してくださった人たちのお陰です。今回はカナダでは初めてのまともな展示会です。これまで長い間バンクーバーで私の活動を支えてくださった皆様のためにも、ある程度ちゃんとした展示会という形を取るのは意義のあることだと思います。 私はどうもあまりにも商売っ気がなく、販売もしない、宣伝もしない、注文も受け取らないという方針でやってきました。それをもどかしく思っていらっしゃる方も多いのです。もっと積極的にならなきゃ駄目よ、テーマを決めてたくさん描きなさい、売れるようなものを描きなさい、などなど、言われてみればもっともな助言もたくさんいただきました。それらをことごとく退ける消極性は、一種の頑迷さであるのかもしれません。頑迷さは執着でもあります。執着というのは通常は富や名声や幸せなどを対象とするように見えますが、実はその反対もありえます。自分はどうしようもない奴だ、不幸なんだ、不運なんだ、というような否定的な観念に頑迷に執着するという形で縛られることもありえるのです。 私の場合は、技術的な面での自信のなさ、あるいは自分自身への不信感から、物事への積極的な関わりを避けてきました。今もそうですが、地元であるバンクーバーでの展示会という基本的なことをようやく行う勇気が出たのは、私にとっては大きな成長なのかもしれません。今日は趣向を変えてこちらでクリシュナ関連の作品をご紹介します。既にガラス絵サイトでご覧になった方にとっては重複になりますが、ご了承ください。なお、画像はどうぞご自由にお使いください。ハレ・クリシュナ。 88888888888888888888888888888888 言い忘れてました。私が描くのは主にガラス絵というものです。これはガラスに裏から描く技法で、薄い絵の具の層を後ろに後ろにと重ねていきます。できあがりはガラスを裏返して見ることになります。つまり、すべてが元にした写真や絵の鏡像になります。文字も鏡文字になります。そのため、ここでご紹介しているマントラの絵のように普通に読める文字を描く場合は、あらかじめ鏡文字を書きます。 プラブパーダの像も、実は左右反転しています。黙っていれば多分誰にも分からないのでしょうが。。。月も反転しています。アポロの何号が撮影した写真だったか忘れましたが、月に詳しい方はどうぞじーっと詳しくご覧ください。反転しているのが分かるはずです。 したがって、ガラス絵の人物画を鏡に映すと、鏡の中のその人は元通りになっています。あるいは、ガラス絵の人物像は鏡に映っているその人の姿、とも言えます。だからどうだということもないのですが、ちょっと面白いです。ご興味のある方はプラブパーダ像を実物大で印刷して、鏡に映してご覧になるとよろしいかと思います。鏡の前の壁に貼って、その前に立って鏡を見ると面白いですよ。目の前にいらっしゃるような感覚が楽しめます。まあ、別にそういうややこしいことをしなくても、普通に壁に貼ったポスターを見れば同じことなんですけど。。。 裏から絵の具の層を重ねていくため、ガラス絵には修正が極めて難しいという特徴があります。一筆一筆が真剣勝負です。融通の利かない性格がまともに反映されてるなと我ながら思うのですが、一語一語辿る翻訳と同じように、元にする写真の色の具合を一筆一筆丹念になぞって描いていきます。制作の過程に興味のある方は、どうぞガラス絵サイトをご覧ください。「クリシュナ」のカテゴリーをクリックすると、プラブパーダの絵の裏側の様子が順を追って見られます。 ガラス絵のもう一つの特徴は、前のものから後ろのものへ、という順番で描いていくことです。したがって、まず衣服を描き、お数珠を描き、人物を描き、そして最後に背景を描く、という順番で描いています。なぜこういうひねくれた絵を描くのでしょうね。 555555555555555555555555555555 ややこしい話のついでですから、別の話もしましょう。私は動く映像があまり好きではありません。家ではたまにD君がダウンロードしたテレビ番組とか見ますが、一人でいるとほぼ絶対に何も見ません。家にはテレビがありますが、これはアパートにもとから付いていたもので、実はここに2年も住んでいたのにこれが映るのだということを知りませんでした。なぜか壊れていると思い込んでいたし、使ってみようと思ったこともなかったからです。12歳の頃からテレビのない生活をしていたので、すっかり慣れてしまったのです。まあそれで、たまにビデオなど見るとき、直接コンピューターの画面を見るのではなく、鏡に映して見ることがあります。そのほうがずっと楽です。どうぞ一回試してみてください。 これはロシア語表記によるマハ・マントラ。 塗り絵ができました。 これは結局これっきりでほったらかしてしまっています。 「木のような行いをしていれば、木の体を得ることになります」ハリファックス寺院蔵。
by ammolitering4
| 2010-08-30 14:52
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