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第8章 後半

第14段落
サテャ・ユガでは、自己認識の方法は瞑想でした。そして、この方法は神の白い化身によって教えられます。この化身は賢者カルダマに恩寵を授け、それによって彼が至高の人格神を息子として得られるようにしました。

サテャ・ユガでは誰もがクリシュナを瞑想し、生命体は誰もが(each and every living entity)完全な知識を持っていました。現代のカリ・ユガでは、完全な知識を持っていない人々が、過去の時代において勧められてたこの瞑想の方法を(訳注:still、それでも、資格が不足しているにも関わらず)試みています。

トレター時代に進められていた自己認識のための方法は、犠牲をささげることであり、これは神の赤い化身によって教えられました。ドヴァーパラ時代では、クリシュナが個人的に存在しておられ、主はマントラをもってすべての人によって崇拝されていました。

(サンスクリット引用)

「至高の人格神であるヴァースデヴァ、サンカルシャナ、プラデュムナおよびアニルッダーに、私は敬意を捧げます。」これがドヴァーパラ時代のための自己認識の方法でした。(訳注:クリシュナが降臨なさったのはこの時代の終わりであり、それ以前にも寺院での崇拝が勧められています。)

次の時代、すなわち現代のカリ・ユガでは、主はクリシュナの聖なる御名を唱えることを教えるために化身なさいます。この時代では主は黄色であり(チャイタンニャ・マハープラブ)、主はクリシュナの名前を唱えることによって人々に神への愛を教えられます。

この教えはクリシュナによって自ら実行され、主はご自分につき従う何千人もの人々と共に、(クリシュナの御名を)唱えたり歌ったり踊ったりすることによって、至高神への愛を表されます。至高の人格神のこの特定の化身は、シュリマッド・バーガヴァタム(11.5.32)において予言されています。

(サンスクリット引用)

「カリの時代には、主は献身者として化身なさいます。肌色は黄色っぽく、主はいつも「ハレ・クリシュナ、ハレ・クリシュナ、クリシュナ、クリシュナ、ハレ、ハレ。ハレ・ラーマ、ハレ・ラーマ、ラーマ、ラーマ、ハレ、ハレ」を唱えておられます。

主はクリシュナでいらっしゃいますが、肌色はドヴァーパラ・ユガにおけるクリシュナのように黒っぽくはなく、黄金色です。サン・キールタン運動を通して主が至高神への愛を教えることにいそしまれるのは、カリ・ユガにおいてです。そして、知性のある生命体はこの自己認識の方法を取り入れます。」それはシュリマッド・バーガヴァタム(12.3.52)においても述べられています。

(サンスクリット引用)

「サテャ時代においては瞑想によって、トレター時代においては様々な犠牲を捧げることによって、そしてドヴァーパラ時代においては主クリシュナを崇拝することによって得られた自己認識は、カリの時代においては単に聖なる御名ハレ・クリシュナを唱えることで得られます。」

これはヴィシュヌ・プラーナ(6.2.17)においても確認されています。そこには次のように述べられています。

(サンスクリット引用)

「今の時代には、瞑想や犠牲や寺院での崇拝は無用です。単にクリシュナの聖なる御名を唱えるだけで――― ハレ・クリシュナ、ハレ・クリシュナ、クリシュナ、クリシュナ、ハレ、ハレ。ハレ・ラーマ、ハレ・ラーマ、ラーマ、ラーマ、ハレ、ハレ―――人は完璧な自己認識を得ることができます。

第15段落
主チャイタンニャがこのカリの時代の化身を描写したとき、かつて政府の役人であって結論を導き出す能力を完全に備えていたサナータナ・ゴスヴァーミーは、主に直接尋ねました。「人はどうやって化身の降臨を理解することができますか?」

カリの時代のための化身の描写によって、サナータナ・ゴスヴァーミーは主チャイタンニャがまことにクリシュナの化身であることを理解することができました。そして、彼はまた、将来において多くの人々が主チャイタンニャの真似をしようとするということも理解することができました。

主の献身者たちは主を化身として受け入れていたにも関わらず、主は普通のブラーマナとして振舞っておられたからです。サナータナは、多くの偽物が現れることを知っていたので、主に尋ねました。「どうやって人は化身の特徴を理解することができますか?」

第16段落
主はお答えになりました。「ちょうど人がヴェーダ文献を参照することによって異なる時代のための異なる化身を理解することができるように、同様にして人は誰が本当にこのカリの時代における至高神の化身であるかを理解することができます。」

このようにして、主は特に権威ある聖典を参照することを強調なさいました。言い換えると、人は誰かを気まぐれに化身として受け入れるべきではなく、聖典を参照することによって化身の特徴を理解しようとすべきです。至高神の化身は、決して自分が化身であると宣言することはありません。

しかし、主につき従う者(followers、信者)は、権威ある聖典を参照することによって、誰が化身であり誰が偽物がを確かめなければなりません。

第17段落
知性的な人は誰でも、二つの特徴を理解することによってアヴァターラの性質を理解することができます。「人格」と呼ばれる主要な特徴と、二次的な(marginal、周辺的な)特徴です。聖典の中には化身の体と活動の性質の描写があります。

体の描写が主要な特徴であり、それによって化身が特定されます。化身の活動は二次的な特徴です。これはシュリマッド・バーガヴァタム(1.1.1)の初めにおいて確認されています。そこでは、アヴァターラの特徴がよく描写されています。

その節では、パラムとサテャムという二つの言葉が使われています。そして主チャイタンニャは、これらの言葉はクリシュナの主な特徴を明らかにしていると述べられます。その他の二次的な特徴は、主がブラーマーにヴェーダの知識を与えられたことと、宇宙の顕現を作り出すためにプルシャ・アヴァターラとして化身なさった、ということを示しています。

これらは、何らかの特別の目的のために顕現する一時的な(occasional、時折の、臨時の、予備の)特徴です。人はアヴァターラの主要な特徴と二次的な特徴を理解して、それらの区別をつけることができるべきです。これらの二つの特徴に当てはまらなければ、誰も自分が化身であると宣言することはできません。

知性ある人は、主要な特徴と二次的な特徴を研究せずしては何者をもアヴァターラとして受け入れません。サナータナ・ゴスヴァーミーが主チャイタンニャの個人的な特徴を今の時代の化身のそれとして確認しようとしたとき、主は「これらすべての議論を脇に置いて、シャクテャーヴェシャ・アヴァターラの描写を(研究し)続けましょう」とおっしゃり、それによって自ら間接的に(それを)確認なさいました。

第18段落
主はそれから、シャクテャーヴェシャ・アヴァターラには限りがなく、数えられない、と指摘なさいました。しかし、そのうちの一部は例として言及され得ます。シャクテャーヴェシャ化身には2種類あります。直接的なものと間接的なものです。

主ご自身がおいでになるとき、その化身はサークシャート、すなわち直接的なシャクテャーヴェシャ。;アヴァターラと呼ばれます。そして主がある生命体に力を与えてご自分を代表する者となさるとき、その生命体は間接的、すなわちアーヴェシャ化身と呼ばれます。

間接的なアヴァターラの例は、4人のクマーラたち、ナーラダ、プリトゥー、およびパラシュラーマです。彼らは実際は生命体ですが、(彼らには)至高の人格神によって彼らに与えられた特定の力があります。

至高主の特定の財産(opulence、富、富裕さ。wealthと区別するために「財産」としています)が特定の生命体に与えられるとき(invested)、彼らはアーヴェシャ・アヴァターラと呼ばれます。4人のクマーラは、至高主の知識という財産を特に代表しています。ナーラダは至高主への献身奉仕を代表しています。

献身奉仕は主チャイタンニャによっても代表されています。主は献身奉仕の完全な代表だと考えられています。ブラーマーには、創造的な力という財産が授けられています。そしてプリトゥー王には生命体を維持する力が授けられています。

同様に、パラシュラーマには邪悪な者(element、構成分子、要素)を殺す力が与えられています。ヴィブーティ、すなわち至高の人格神の特別な恩寵についていえば、バガヴァッド・ギーターの10章において、特別に強力であったり美しかったりするように見える者は至高主によって特に好まれている(favored)として知られるべきである、と描写されています。

第19段落
直接的な、すなわちサークシャード・アヴァターラの例は、シェシャ化身とアナンタ化身です。アナンタ化身には、すべての惑星を維持する力が与えられています。そしてシェシャ化身には至高主に奉仕をする力が授けられています。

第20段落
シャクテャーヴェシャ化身を描写した後で、チャイタンニャ・マハープラブは至高主の年齢について語り始めました。主は、至高主は常に16歳の少年のようであり、この宇宙に降臨しようと望まれるときには、まずご自分の献身者である父と母を送られ、それからご自身が化身として降臨なさるか、あるいは自分自身として(personally)いらっしゃいます。

悪魔プータナーを殺したことに始まる主のすべての活動は無数の宇宙において表されており、それは限りがありません。実に、毎瞬毎秒、主の顕現と様々な娯楽は様々な宇宙(ブラーマーンダ)において見られます。このため、主の活動はちょうどガンジス川の波のようなものです。

ガンジス川の波の流れに限りがないように、様々な宇宙における主クリシュナの化身が無くなることはありません。子供の頃から主は多くの娯楽を表され(to display)、究極的にはラーサの踊りを表されました(to exhibit)。

第21段落
クリシュナの娯楽のすべては永遠であると言われています。そしてこれはすべての聖典において確認されています。一般に人々はクリシュナがどのようにしてご自分の娯楽を行われるのか理解することができません。

しかし主チャイタンニャは、主の娯楽を太陽を回る地球の軌道と比較して、これを明らかになさいました。ヴェーダの占星学的な(訳注:astrological、「占星術の」と訳されるが、占いというより学問だと思うのであえて「占星学的な」としている)計算によると、昼と夜の24時間は60のダンダに分けられます。

一日は、さらに3,600のパラに分けられます。太陽(sun disk)は、60パラごとに知覚され得ます。そしてその時間が1ダンダを構成します。8ダンダは1プラパラを構成し、太陽は4プラパラの中で昇り、沈みます。同様に、4プラハラは一つの夜を構成し、そしてその後で太陽が昇ります。同様に、クリシュナの娯楽のすべてはどの宇宙においても見られ得ます。3600パラを通して太陽が動いているところが見られるようなものです。(訳注:以下を参照)

(1ダンダ=60パラ)
(8ダンダ=480パラ=1プラパラ)
(32ダンダ=1920パラ=4プラパラ)太陽が昇って沈む時間。あるいは一つの夜。
(60ダンダ=3.600パラ)昼と夜の24時間

第22段落
主クリシュナはこの宇宙に125年の間だけ留まられます。しかし、その期間のすべての娯楽はすべての宇宙の一つ一つにおいで表されます。これらの娯楽は、主のご降臨、主の少年時代の活動、主の青年時代、そしてその後のドヴァーラカーにおける娯楽にいたるまでの娯楽を含みます。

これらのすべての娯楽はいつでも無数の宇宙のどれらにおいて進行しているので、それらは永遠であると呼ばれます。太陽が昇ったり沈んだり、現れたり消えたりするのを、私たちが惑星上における位置に応じて見るにも関わらず、太陽は永遠に存在しています。

同様に、この特定の宇宙において、私たちは一定の間隔をおいてしか(主の娯楽が)顕現するのを見ることができませんが、それにも関わらず主の娯楽は続いています。主のお住まいはゴロカ・ヴリンダーヴァンと呼ばれる至高の惑星です。

そして、主のご意思によってこのゴロカ・ヴリンダーヴァンはこの宇宙および他の宇宙にも顕現します。このように、主はいつもご自分の至高のお住まいであるゴロカ・ヴリンダーヴァンにおられ、そして主の至高のご意思によって、そこでの主の活動もまた、無数の宇宙において顕現します。降臨なさるとき、主はそれらの特定の場所にお生まれになります。そして、すべての顕現において主の6つの財産が表されます。

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すいぶんお待たせいたしました。今回もやっぱりいろんな名前がでてきますが、それに加えて数字もたくさんでてくるので、かなり手ごわいです。何だかよく分かりませんが、どうぞ何度も繰り返し読んで理解を図ってください、と無責任なことを言っています。すみません。

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訳注の追加です。第21段落に「太陽(sun disk)は、60パラごとに知覚され得ます。」という一文があります。これはto perceiveという言葉を使ってあり、辞書を見た限りでは時間の単位を表す意味はありません。でも、この場合は一日を60ダンダに分けたその一つ一つ毎に時間が分けられるとか、そういう意味ではないかと思います。24時間x60分=1440分。これを60ダンダで割ると、1ダンダは24分に当たります。太陽が24分ごとに知覚される。。。謎ですね。

なお、計算が合わない部分もあります。4プラハラを2倍すると8プラハラですが、1プラハラは8ダンダなので8x8=64、つまり、24時間である60ダンダよりも長いのです。謎の4ダンダはどこから来たのでしょうか。
by ammolitering4 | 2010-06-10 07:00 | 「主チャイタンニャの教え」 | Comments(3)
Commented by acha at 2010-06-11 19:40 x
ありがとうございます。こんがらがって至福・・・^_^;
Commented by 葉子 at 2010-06-11 23:35 x
achaさん、おひさしぶりです。十分混乱していただけたようで嬉しいです。パズルより楽しいプラブパーダ、これからもお楽しみに。
Commented at 2010-06-18 20:10 x
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