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第6章 主の形はどれも全く同じである

第6章 主の(幾つもの)形は全く同じものである(one and the same)

第1段落
献身奉仕によって、人はクリシュナがまず最初に個人的な形であるスヴァヤム・ルーパとして、それからタデカートマ・ルーパ、それからアーヴェシャ・ルーパとしてご自分を顕現なさるということを理解することができます。

主が超越的な形をとってご自身を顕現なさるのは、これらの三つの特質においてです。スヴァヤム・ルーパの特質は、主の他の特質を理解できないかもしれない者によって理解されうる形です。言い換えると、クリシュナが直接的に理解される形はスヴァヤム・ルーパ、すなわち主の個人的な形と呼ばれます。

タデカートマ・ルーパはスヴァヤム・ルーパによく似ていますが、身体的な特徴にいくらかの違いがあります。タデカートマ・ルーパは二つの顕現に分けられます。個人的な拡張体(スヴァームシャ)、および娯楽の拡張体(ヴィサーラ)です。

アーヴェシャ・ルーパに関しては、クリシュナが適切な生命体にご自分の代理として力を与えるとき、その生命体はアーヴェシャ・ルーパ、あるいはシャクテャーヴェシャ・アヴァターラと呼ばれます。

第2段落
クリシュナの個人的な形は二つに分けられます。スヴァヤム・ルーパとスヴァヤム・プラカーシャです。主のスヴァヤム・ルーパ(すなわち娯楽の形)に関して言えば、主がヴリンダーヴァンの住人たちと共にいつもヴリンダーヴァンに留まるのは、その形においてです。

この個人的な形(スヴァヤム・ルーパ)は、さらにプラーバーヴァおよびヴァイバーヴァという形に分けられます。例えば、クリシュナはラーサの踊りのときに、その踊りに加わったゴピーたち一人一人と踊るために、ご自分をたくさんの形に拡張なさいました。

偉大な神秘主義者たちが自分の身体的な特質を様々に拡張した例はありますが、クリシュナはいかなるヨガの方法を使ってご自分を拡張なさったのでもありません。クリシュナのそれぞれの拡張体は独立した個人です。

ヴェーダの歴史においては、聖人ソーバーリー・リシが自分自身をヨガの方法によって8つに拡張しましたが、ソーバーリー・リシ自身は一人のままでした。クリシュナに関して言えば、主がご自分を様々な形に顕現なさったときは、そのそれぞれが独立した個人でした。

ナーラダ・ムニが幾つもの宮殿にクリシュナを訪ねたとき、彼はこれに驚愕しました。しかし、ナーラダはヨギー(訳注:ソーバーリー・リシ)の体の拡張体を見たときは全く驚きませんでした。その技を自分でも知っていたからです。

それでもシュリマッド・バーガヴァタムには、ナーラダはクリシュナの拡張体を見て実際に驚愕したと述べられています。彼は主がどうやって16,108軒の宮殿に住む王妃たちの一人一人と一緒にいらっしゃるのかと不思議がりました。

それぞれの王妃に対してクリシュナは異なる形を取っておられ、異なるふうに振舞っておられました。ある形では主はご自分の子供たちと遊んでおられ、別の形では家庭内の仕事をなさっていました。これらの様々な活動は、主がヴァイバーヴァ・プラカーシャの拡張体として知られるご自分の「感情的な」形をとっているときになされました。

同様に、クリシュナの形には他にも無数の拡張体がありますが、無限に分けられたり拡張されたりしても、それらは全く同じものです。一つの形と別の形の間に違いはありません。それが至高の人格神の完全な性質なのです。

第3段落
シュリマッド・バーガヴァタムの中で、アクルーラがクリシュナとバララーマをゴクラからマトゥーラーへお連れしていたとき、彼はヤムナー川の水に入り、水の中に霊的な天空の中のすべての惑星を見ることができた、と述べられています。

彼はまた、ヴィシュヌの形をした主と、主を崇拝しているナーラダと4人のクマーラも見ました。バーガヴァタ・プラーナには次のように述べられています。

(サンスクリット引用)(Bhag 10.40.7)

ヴァイシュナヴァやアーリャンなど、異なる崇拝の方法によって浄化され、また、それぞれの信念と霊的な理解に応じて至高主を崇拝する多くの崇拝者がいます。それぞれの崇拝の方法は、聖典において言及されているように、主の異なる形を理解することに関わっています。しかし、究極的な概念は至高主ご自身を崇拝することです。

第4段落
そのヴァイバーヴァ・プラカーシャの特質において、主はご自身をバララーマとして顕現なさいます。バララーマの特質は、クリシュナご自身と同じほどに良いものです。唯一の違いは、クリシュナの体の色は濃く、バララーマのそれは薄いということです。

ヴァイバーヴァ・プラカーシャの形はまた、クリシュナがこの世界に入っていらっしゃったときにも、主の母デヴァキーの前で4本の腕のあるナーラーヤナの形をとって現れたときに示されました。しかし、両親の頼みによって、主はご自分を2本腕の形に変えられました。

このように、主は時として4本の腕を持って、別のときには2本の腕を持って顕現なさいます。2本の腕を持った形は、実際はヴァイバーヴァ・プラカーシャであり、4本の腕を持った形はプラーバーヴァ・プラカーシャです。

その個人的な形においては、クリシュナはちょうど牛飼いの少年のようであり、クリシュナはご自分のことをそう考えられます。しかし、ヴァースデヴァの息子の形を取ったときには主はご自分をクシャトリヤの息子だと考え、高貴な統治者として活動なさいます。

第5段落
2本の腕を持った形においては、ナンダ・マハーラージャの牛飼いの息子として、クリシュナはご自分の富(opulence)、美しさ、豊かさ(wealth)、魅力、そして娯楽を完全に示されます。実に、一部のヴァイシュナヴァ文献の中で、時として主はそのヴァースデヴァとして形において、ヴリンダーヴァンのゴヴィンダの形に魅了されます。

このように、ヴァースデヴァとして主は時として牛飼いの少年ゴヴィンダがするように楽しみたいと望まれます。ゴヴィンダの形とヴァースデヴァの形は全く同じものであるにも関わらずです。このことに関して、ラリタ・マーダーヴァの4章(4.19)に、クリシュナがウッダーヴァに次のように言う一節があります。

「我が親愛なる友よ。牛飼いの少年ゴヴィンダの形は私を魅了します。実に、私はこのゴヴィンダの形によって同じく魅了されるヴラジャの高貴な娘たちのようでありたいと望みます。」同様に、8章においてクリシュナはおっしゃいます。

「おお、なんとすばらしいことでしょう!この人物は誰ですか?彼を見たあとで、私は心から魅了されたので、今では彼をちょうどラーディーカーのように抱きしめたいと望んでいます。」

第6段落
ほんの少し異なるクリシュナの形もあります。これらはタデカートマ・ルーパの形と呼ばれます。これらはさらにヴィラーサとスヴァームシャの形に分けられ、それぞれがさらに幾つもの異なる特徴を持ち、プラーバーヴァおよびヴァイバーヴァの形に分けられます。

ヴィラーサの形に関して言えば、無数のプラーバーヴァ・ヴィラーサがあり、それによってクリシュナはご自身をヴァースデヴァ、サンカルシャナ、プラデュムナおよびアニルッダーに拡張なさいます。時として主はご自分を牛飼いの少年として考えられ、そして別の時には主はご自分をヴァスデヴァの息子、クシャトリヤの王子として考えられます。

そしてクリシュナのこの「考えること」が主の娯楽と呼ばれます。実際には主はそのヴァイバーヴァ・プラカーシャにおいてもプラーバーヴァ・ヴィラーサにおいても同じ形をしておられますが、バララーマとクリシュナとして、異なるふうに現れます。

ヴァースデヴァ、サンカルシャナ、プラデュムナ、およびアニルッダーとしての主の拡張体は、本来のチャトゥル・ヴューハ、すなわち4本の腕のある形をしています。

第7段落
様々な惑星と様々な場所に4本の腕のある形をした無数の顕現があり、それらはドヴァーラカーとマトゥーラーにおいて永遠に顕現しています。4つの主要な4本腕の形(ヴァースデヴァ、サンカルシャナ、プラデュムナ、およびアニルッダー)から、ヴァイバーヴァ・ヴィラーサと呼ばれる主要な24の形が顕現します。

そしてそれらはそれぞれが手に持った異なる象徴(ほら貝、こん棒、蓮、および円盤)の配置によって異なるふうに名付けられています。クリシュナの4つの主要な顕現は、霊的な天空の中のそれぞれの惑星に見出されます。

そして、これらの惑星はナーラーヤナロカ、あるいはヴァイクンターロカと呼ばれます。ヴァイクンターロカでは、主はナーラーヤナの4本の腕のある形で顕現しておられます。それぞれのナーラーヤナから、ヴァースデヴァ、サンカルシャナ、プラデュムナ、およびアニルッダーの形が顕現します。

このように、ナーラーヤナが中心であり、ヴァースデヴァ、サンカルシャナ、プラデュムナ、およびアニルッダーの4つの形がナーラーヤナの形を取り巻きます。これらの4つの形のそれぞれがさらに3つに拡張します。

そしてこれらはすべて、ケシャヴァを始めとした異なる名前を持っています。これらの形は全部で12あり、それらはそれぞれの手に持った象徴の配置によって異なる名前で知られています。(訳注:これは前述の「ヴァイバーヴァ・ヴィラーサと呼ばれる主要な24の形」とどう違うのか不明。)

第8段落
ヴァースデヴァの形に関して言えば、それから顕現する3つの拡張体はケシャヴァ、ナーラーヤナ、およびマーダーヴァです。サンカルシャナの3つの形は、ゴヴィンダ、ヴィシュヌ、およびシュリー・マドゥースーダナとして知られています。

(しかし、このゴヴィンダの形はヴリンダーヴァンにおいてナンダ・マハーラージャの息子として顕現しているゴヴィンダの形と同じではないことに注意すべきです。)同様に、プラデュムナまた、トリヴィクラマ、ヴァーマナ、およびシュリーダーラとして知られる3つの形に分けられます。そしてアニルッダーの3つの形は、フリシーケシャ、パドマナーバー、およびダーモダラとして知られます。

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さて、皆様。いかがでしたか?十分混乱していただけましたでしょうか。分からない、と思っても私に説明を求めないでください。読書百ぺん、おのずから意味通ず、と言うではありませんか。ほんとにカタカナばっかりだし、構文は込み入ってるし。。。しかも編集の不足と思える矛盾が多々あります。プラブパーダのご本に手が加えられているというのは、こういう部分を明らかにするための作業でしょうか。
by ammolitering4 | 2010-04-30 07:30 | 「主チャイタンニャの教え」 | Comments(2)
Commented by bvd at 2010-04-30 11:28 x
お疲れ様です。どうもありがとうございます。確かにカタカナだらけですね。文法はさっぱりわからないけど、とりあえず多数の固有名詞を押さえればなんとか理解できるかな。最近は4本腕のバラジーに惹かれてます。
Commented by ammolitering4 at 2010-05-01 12:05
ずーっと前から思っていて実行していないのですが、やはり一度受験勉強みたいに表とか図とか作って、いろんな固有名詞を学習しなければいけないのでしょうね。バラジーというのは何ですか?なお、私のサンスクリットの発音はあてになりませんのでご注意ください。一応発音表を参照しながらやってますが、間違いが多いような気がするのです。
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