第2章 肉の見えない値段:食糧不足という俗信
環境の破壊をやめて私たちの天然資源を保護するために取りうる最も効果的な行動は、牛肉やその他の肉の消費を減らすことです。私たちの選択には力があります。私たち個人にとって最も健康的なことは、私たちの貴重な、しかし傷ついた惑星の生命維持システムにとっても最も健康的なのです。 ジョン・ロビンズ。「新しいアメリカへの食生活(Diet for a New America)」の著者。カリフォルニア州サンタクルズにある地球保護協会(EarthSave Foundation)の会長 飢餓の問題を解決する (第1、第2段落は変更無し) (追加) 世界がその天然資源を汚染し続けている中で、家畜を育てるにあたってもう一つ大きな懸念があります。水です。カリフォルニア大学の農業公開講座の土と水の専門家は次のように示しています。 1.牛肉1ポンドを作るには 5,214ガロンの水が必要。 2.鶏肉1ポンドを作るには 815ガロンの水が必要。 3.豚肉1ポンドを作るには 1,630ガロンの水が必要。 4.レタス1ポンドを作るには 23ガロンの水が必要。 5.麦1ポンドを作るには 25ガロンの水が必要。 著述家であり活動家でもあるジョン・ロビンズは、「今日カリフォルニアでは、6ヶ月丸々シャワーを浴びないよりも、牛肉1ポンドを食べないほうがもっと水の節約になるでしょう」と書いています。 (後は同じ) 生きた牛は経済的な資産 (この節は細かく追加や削除がなされている。ここでは追加分のみ) (追加1)第3世界の飢餓の危機を解決しようとして、人々はインドのような国を見て、なぜその国の人々が貴重な穀物を巡って動物と競い合うことに甘んじるのか、といぶかりました。なぜ彼らは牛を食べてしまわないのでしょうか?しかし、ほとんどのヒンズー教徒は牛を神聖であると考え、屠殺しません。この文化的な傾向により、食料エコロジストたちは人間と牛の間の共存を研究し、その関係が実際に競争的であるのか、そして飢餓問題が牛を屠殺することで解決できるのかということを理解しようとしました。 (追加2)むしろ、インドにおける食料問題は、牛よりも、時々起こるひどい旱魃や政治的な大変動、あるいは産業化が大きな原因であるという研究結果がでました。これは多くの第3世界の国々に共通しています。 (追加3)悲しいことに、80年代半ばに、合衆国政府は乳製品を大量に備蓄することで牛乳の値段を支える必要をなくすために、何百万頭もの乳牛を買い取って屠殺しました。 肉に払っているお金は思っているよりも高い (この節も細かい追加や削除あり。ここでは追加分のみ) (追加1-1) ほとんどの人は、政府が食肉産業に無条件の補助金や好意的な貸付保証をしたり、その余剰製品を買い取ることによって、いかに手厚く支えているかに気がついていません。(しかもその余剰製品は多くの場合は処分されます。)これらの政府助成金の値段札は、私たちの子供たちの健康に表れます。2003年には、合衆国の全国学校給食プログラムは生徒たちに低費用の食事を与えるために、学校に60億ドル(600億円)以上も提供しました。 これは慈善事業のように見えますが、全国学校給食プログラムはもともと二つの目的のために作られました。一つは収入に関係なく子供たちに健康的な食事を提供すること。もう一つは「牛肉への需要を強化すること」によって農業関連産業を助成することです。肉を主体とした食生活が健康におよぼすあらゆる害を考慮すると、これは私たちの子供たちに、そして助成された給食を受け入れる他にほとんど選択の余地がない家庭に、何をしているのでしょうか? (追加1-2) 今日では、連邦政府は毎年8億ドル(80億円)以上の主に肉と乳製品を買い取り、学校で生徒たちに与えるために提供しています。連邦政府は、肉と乳製品の他に穀物と野菜と果物などすべての農作物を買い取るべきであるとされていますが、ロビー活動(訳注:利害関係者集団による、政治家に対する働きかけや圧力)に直接反応した購買をする傾向があります。 2001年には、USDAは学校に提供するために、牛肉および他の肉製品の余剰分に3.5億ドル(35億円)を支払いました。果物と野菜に払った額の二倍以上です。(そのほとんどは缶か冷凍。)より健康的なメニューを開発するために学校と共同して働いた栄養学者ジェニファー・レイモンドは、次のように言います。「基本的に、それは供給者への福祉プログラムです。。。それは農作物生産者のための価格支援プログラムであり、学校は単に購入された品物を捨てる場所でしかありません。」 この「福祉プログラム」を運営するお金は税金でまかなわれます。そして、市民は自分たちの子供たちの健康にかかる費用も負担します。かつては珍しかった子供の肥満、心臓病、2型糖尿病その他の、高コレステロールと高飽和脂肪の食事に伴う大人のものだった問題と、親たちが取り組まねばならない現状だからです。 (追加2) 現在では、世界中の先進国の政府が、自国の農家が抱える「狂牛」に対して支払いをしています。2001年だけで、イギリス政府は「狂牛」に9,100万ポンド(1ポンド150円として135億円)以上を支払いました。他の政府も同様の出費をしています。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 続きはまた後ほど。ところでachaさん、ファイルはお寺にもないそうですので、お言葉に甘えて手助けをお願いしたいと思います。日本語版の1章と2章をタイプしてメールで送っていただければ嬉しいです。私のメールアドレスはお持ちと思いますが、なければこちらのコメント欄でご連絡ください。お世話になります。
by ammolitering4
| 2010-01-09 14:21
| 「ハイヤーテイスト」
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