ハリナムを見かけました

今日、バスに乗っていたらハリナムの歌声が聞こえてきました。あっ、ハリナムだ!と思いましたが、なにぶんバスの中からなので写真もちょっとしか写らなかったし、音もものの20秒くらい聞こえただけです。それでも、たったそれだけでも今日は良い日だったという気持ちになります。

なかなか更新していなくてすみません。1章分の翻訳ができてはいますが、まだ清書していないのです。先日までは3週間ほど日本に行ってました。日本は人がフレンドリーで清潔でとても過ごしやすかったのですが、社会からの無言のプレッシャーというのも大きいですね。不気味だなと感じる要素は多々あります。実家の近所には高齢化と過疎化に伴う空き家が多く、ある家では犬がつながれたままになっています。空き家の主が時折やってきてエサをやったり散歩に連れて行ったりしているそうですが、その「時折」というのがどれくらいのものなのかは分かりません。田んぼの真ん中のその家は、前を通る人もあまりなくて犬は一日中淋しい思いをしていることでしょう。犬はやせていて、まわりにはたくさんのフンが落ちています。これは明らかに動物虐待なので、どこかに通報するなり保護を求めるなりしたいのですが、そう言うと母は「誰にも何も言うな」と言いました。

母も犬をかわいそうに思っているのに、明らかな問題に対して声を上げると「誰が言ったのか?」という問題になることを恐れているのです。事情があるのだろう、仕方がないのだろう、と言う母の意見を無視して、ちょっと訪れただけの私が何かすることはできません。私は去っていきますが、母は私の言動の結果を受け止めて狭い田舎の社会で生きていかなくてはならないのです。犬は近所の人が見かねてときたま散歩に連れ出したりもしているようですが、このままだとそのうちに死ぬでしょう。かわいそうな人生だったなと思います。

明らかにおかしいことがあるのに、誰も何も言えない空気が充満している気がします。
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by ammolitering4 | 2015-06-14 12:45 | Comments(14)
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-20 06:17 x
ある家につながれた犬、かわいそうですね。

ちなみに、僕と嫁は、約4年前に、田舎の町に転居して、今年、同じ町のより田舎の集落に引っ越しました。

先日、すぐ近くに住んでいる集落の農会長さんが来られて、僕達の家のすぐ近くの水田にリモコンヘリコプターで農薬を散布するので、承諾してほしい、と言って来られました。

僕と嫁は、農薬散布には反対です、と言いました。

田舎のいいところは継承していきたいですが、悪いと思うところは改善していきたい、と考えています。
Commented by ammolitering6 at 2015-06-20 07:31
田舎は何かと閉鎖的ですから難しいですよね。それが良く出る場合もあるし、そうでなかったら文字通りの村八分になったりします。何十年か住んでうちもようやく地元の一員として認めていただけるようになったようですが、農家ばかりの中で非農家だったので、高齢化で離農する人が増えたことで集落の多様性が受け入れられるようになったのだと思います。

農薬の空中散布は私も子供の頃から馴染んできました。承諾してほしいとかほしくないとかではなく、「窓を閉めておくように」という通知がきていただけです。枯葉剤も気楽にあちこちで使われていて、劇薬だという感覚が麻痺していきます。怖いものですよね。

稲作はその性質から集落全体が協調して行わなくてはならないので、無農薬をしたくても一軒だけでは
できないという事情があります。実際、自然農ダースひっきぃさんの近くの田んぼも、じゃあ使いません、という選択肢はないのかもしれません。

急には無理でも、農薬を減らす代わりに鴨を使うとか、少しずつでも改善していけたらいいですね。ただ、高齢のお百姓さんたちにとっては、ただでさえ大変な仕事にさらに負担が増えることになるから難しいでしょうね。
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-22 08:38 x
ammolitering6さん、丁寧なレス、有難うございます。

そうですね。

自らも、自然農、自然有機農で稲、麦、豆類、各種野菜等の農産物を栽培させていただきながら、有機農業を推進する法律等の情報をより多くの方々に提供させていただきながら、少しずつでも、改善させていただきたいです。
Commented by ammolitering6 at 2015-06-23 01:11
人里はなれたところでない限り、農業をする上で近隣の農家との調和は何よりも大事ですよね。一軒だけ無農薬を実践することで害虫が発生してまわりに広がったり、どんなに有機農法でやってても隣の農薬のせいで認定してもらえなかったりします。人間が全体としてどれだけ自然から離れてしまったか、考えてみたら怖いことですよね。

私は今は大きな都会の真ん中の高層マンションに住んでいます。夏の間は毎週木曜日にすぐ近くで青空市場が開かれて、近郊農家が値段の高い有機野菜を売っています。新鮮で種類も多いですが、普通のスーパーの倍はします。もっと高いのもあります。それで私は買いませんが、それでもこれを待ちわびて毎週のように行って買う人たちもいるし、レストランのシェフたちの姿も少なくありません。これじゃバンクーバーのレストランが高いはずです。でも、有機農業をこうやって支える富裕層が十分に厚ければ、農家にとってもやる気に繋がるかもしれませんね。

ある友人は都会生まれの都会育ちで、50年近い人生で一度も草むしりをしたことがないそうです。一緒に歩いていても、草花にもキノコにも触れないし、食べられる実や草を見つけても絶対に味見してみようとはしません。それなのに、「自然ってきれいよねえ」と心の底から感動した様子を見せます。彼女にとって自然とは遠くから見るものなのです。そして、これだけ自然から離れているのに、食べるものとなると青空市場の高い有機野菜を喜んで買うし、普通のスーパーでもオーガニックのものばかり選びます。野菜工場で水耕栽培と人工の光で作られたものを喜びそうなのに、不思議なものです。こんなのはどうも、人間はこんなことでいいのかな、と思いますけれど。冗談みたいですが、カボチャは土から掘るものと思っている人だって都会にはけっこういるのです。
Commented by ammolitering6 at 2015-06-23 01:11

実家の近くには福岡正信さんなどの影響を受けて小規模ながら混栽で自然農法を行っている人がいます。ここで採れたイチゴは私がこれまで食べた中で一番おいしくて、そのときの感動をうん十年経った今も忘れません。種の泥団子活動なども地道に続けている人たちもいますね。

脈絡なくいろいろ考えてしまいましたが、こうしてみると有機農業が広まるための土壌や要素はけっこうたくさんあるのかな、と思います。でも2倍は出せないという人がほとんどでしょうから、値段がネックになるのかもしれません。それに、TPPが締結されたらまた事情がすっかり変わるのでしょうね。日本の農業はどうなるのかな、ということはよく考えますし、カナダにも農家の知り合いが何人かいるので、カナダでの様子もときどき考えています。バンクーバーにはBC州政府が運営しているレストランがあって、地産地消のモデル事業みたいになっています。これも面白いですよ。そういえば、自然農ダースひっきぃさんはレンズマメは作っていらっしゃいますか?
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-24 13:38 x
丁寧なレス、有難うございます。

レンズ豆は栽培していないです。

豆類は、大豆、インゲン豆、えんどう豆を栽培させていただいています。

福岡式自然農法がカナダでも行われているのは嬉しいです。


(続く)
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-24 21:03 x
すみません。


続きは、明日以降、記させていただく予定です。
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-25 08:58 x
福岡式自然農法をされているのは、ammolitering6 さんの実家の近くの方々ですね。すみません。勘違いしていました。

BC州政府が運営しているレストランがあるのですね。ここでは、有機野菜が使われているのでしょうか?
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-25 09:20 x
自然農、自然有機農を曲がりなりに、ぼちぼちとさせていただいている僕が思うに、基本的に、普通の農産物が安すぎるのではないかなぁ、と考えています。

今日、種を蒔いて、明日、収穫できるわけではなく、種を蒔いてから、苗を植えてから、数か月かかって、ようやく収穫できるので、普通の農産物の価格の2倍ぐらいが適切な価格かもしれません。

現実的に、有機農産物を高くても買ってくれる方々がおられるのは、嬉しいです。

一度、兵庫県有機農業研究会?の理事長?に「低所得者でも有機農産物を手に入れることが出来るように、低所得者に有機農産物の購入券を無料で配布する等の政策を考えてもいいのではないでしょうか?」というようなことを言ったのですが、このような政策や有機農家所得補償制度を充実する等の政策を行なうことにより、有機農産物の価格を下げることが出来るかもしれません。
Commented by ammolitering6 at 2015-06-25 10:21
ちょうどそれを他のところでも書いてたところでした。カナダでは数年前まではトウモロコシの値段が異様に安くて、1ドル(100円くらい)出せば10本以上買えるくらいでした。安いのはとてもありがたいのですが、いくらなんでもこれは農家に首をくくれと言うに等しいのではないか、と思っていたのを覚えています。今はだいぶ上がって、旬だと都会のスーパーで1本1ドル前後です。やっとまともな値段になった、という気がしますが、有機栽培だとこの倍くらいです。

値上がり率はほぼ10倍ですが、最低賃金は7ドルから10ドルちょっとに上がったくらいで、10倍になったわけではありません。私も含めて最低賃金くらいでパートの仕事をしている人が多いので、有機野菜は買いたくても買えない、問題外、という感じです。でも、私も田舎で育って農業がいかに大変で利益が少ないかを多少は分かっているつもりなので、本当ならちゃんと適正な代価を払いたいと思います。市場に出すと暴落するのでせっかく育てたキャベツを泣きながら畑にすきこむ人の姿を忘れません。農家にとっても有機野菜に手の届かない消費者にとっても、支援策があればいいですよね。
Commented by ammolitering6 at 2015-06-25 10:30
福岡式の自然農法をカナダで実践している人もいるようですよ。以前は種の泥団子のために家で食べた野菜などの種を集めているところもあって、何度か寄付したことがあります。

レストランはエディブルカナダというところで、このサイトに写真などいろいろ出ています。サステイナブルと地産地消がキーワードなので、食材は選び抜かれた有機栽培のものばかりです。
http://stessa2.exblog.jp/16393126/

こちらはBC州政府と電力会社が協賛して作ったモデル事業としてのレストラン。徹底して地元農家を支えていて、しかも日系企業です。
http://stessa2.exblog.jp/18417447/

明日は近所で青空市場が開かれる日なので、覗いてこようと思っています。
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-26 08:14 x
ammolitering6さん、丁寧なレス、有難うございます。

カナダでも、福岡式自然農法をされている方がおられるのですね。

素晴らしいですね。
ammolitering6さんはご寄付されたのですね。素晴らしいですね。

州営のレストランの食材は、地元有機野菜を使っているのですね。素晴らしいですね。


ammolitering6さんは適切な価格で、農産物を買うようにされているのですね。素晴らしいですね。

ammolitering6さんのように、農家に理解のある消費者が増えてほしいです。
Commented by 自然農ダースひっきぃ at 2015-06-26 08:17 x
なにか、素晴らしいですね、という言葉が多くなり、すみません。
Commented by 葉子 at 2015-06-27 01:15 x
自然農ダースひっきぃさん、よろしかったらGメールにメールをいただけませんか?leafyone55です。
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