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はじめに

はじめに

第1段落

健康と経済から道徳と宗教に至るまでの様々な要因に影響され、世界中の何百万人もの人々が菜食主義の生活に変わっています。アメリカだけでも10人に一人が自分は菜食主義者(以下、ベジタリアン)だと考えています。イギリスでも同じです。実際、イギリスでは毎週五千人がベジタリアンになっています。(訳注:これは多分、「今日からベジタリアンになる!」と宣言してしばらくやってみる人をすべて含んだ数字だと思います。カナダではそういう人は多いのです。何ヶ月かやってみて駄目だった、でもまたいつかやってみる、という話を身近でよく聞きます。)

20年以上の間、「ハイヤーテイスト」は最も広く行き渡った菜食主義入門書の一つでした。私たち編集者は、こうして改良された版をお届けできることを嬉しく思っています。レシピはすべて新しいものです。お洒落なヴィーガン料理(動物性食品を全く含まない料理)も含めましたし、(一般的なレシピよりも)油を減らした料理や低脂肪の料理もたくさん含めました。

第2段落

「ハイヤーテイスト」では、なぜ人々が肉を食べるのを止めるかという理由をいくつか見てみます。また、50個を超えるグルメなベジタリアン・レシピも紹介しています。どれもきっと普通の食べ物では辿り着けない新しい美食の喜びの世界へあなたを導いてくれることでしょう。もしもあなたが「ベジタリアンというのは蒸した野菜と冷たいサラダを食べるものだ」と考えていたなら、きっと驚くことでしょう。

「ハイヤーテイスト」では、世界の料理に基づいた、完全で栄養があっておいしくて健康的な食事を作る方法を紹介します。ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア、および中東の料理を紙上で経験してください。すべてのレシピはテスト済みです。作り方が簡単で国際色豊かという特徴のあるものだけを選んでいます。

書名について

人生の質を向上させたいと思っている人にとって、食事がどのように作られるかは、その食事の材料と同じくらい大切です。正しい意識で行われる場合は、料理は他のどような形の瞑想とも同じくらいに満主クリシュナはこう説明なさいます。「もし人が愛と献身の念をもって私に葉、花、果物、あるいは水を捧げるなら、私はそれを受け入れます。」バガヴァッド・ギーターの信奉者は、純粋で自然なベジタリアンの食物を料理して至高主に捧げることが心の中に至高の喜びの感覚を作り出すことを知っています。料理をすることがヨガになるのです。私たちが「ハイヤーテイスト(より高い味わい)」と言うとき、意味していることはこれなのです。

菜食主義の論理


第1段落

「ハイヤーテイスト」の前半では、霊的および道徳的な菜食主義の背後にある哲学を説明します。

第2段落

第1章では、現代医学の研究が肉食と癌や心臓病などの致命的な病気をどのように関連づけているかを検証します。
第2章では、世界的な食料不足という俗信を暴き、さらに菜食の経済的な利点を説明します。
第3章では、著名な哲学者、作家、および宗教的な指導者たちに焦点をあて、菜食主義の道徳的な基盤を論じます。ユダヤ教、キリスト教、仏教、ヒンズー教の教えに見られる非暴力の原則も検討します。
第4章では、カルマの法則(訳注:業、因果応報)と輪廻転生がいかに菜食主義と関わっているかを分析します。
第5章では、バークティ・ヨガ体系の一部として至高主に菜食の食べ物を捧げることの背後にある論理的根拠と手順を説明します。
第6章では、ヴェーダの献身文化におけるインドの最も偉大な権威であるA.C.バクティヴェダンタ・スワミ・プラブパーダ睨下の著述からの抜粋を紹介します。さらに、「ハイヤーテイスト」に略述された霊的な菜食の底流にある哲学の、簡明で読みやすい要約を提示します。

第3段落

シュリーラ・プラブパーダとして知られていらっしゃる睨下は、多作な著述家であるだけでなく、1966年には国際クリシュナ意識協会も設立なさいました。本書の終わりには、食べ物に関わるクリシュナ意識運動の様々な活動を簡単に紹介しています。菜食レストラン、自給自足の農業共同体、無料で食べ物を配る公けのお祭りなどです。

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みなさんの中で、ハイヤーテイストの日本語版のファイルをお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか。e-ブックの中には見つからなかったのです。それがあれば、私が自分で編集をします。うちにあるぞ!という方はぜひご連絡ください。これがない場合にはハイヤーテイストの全文をタイプして頂ける方があれば助かります。よろしくお願いします。私への連絡はこちらのコメント欄でお願いします。削除用のパスワードをご自分で設定していただければ誰でもコメントを残せます。
by ammolitering4 | 2010-01-09 05:13 | 「ハイヤーテイスト」


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